紅天使/ベニテンシ(紅はるか)<サツマイモの品種
●紅天使/ベニテンシとは
◆さつまいも専門卸問屋「ポテトかいつか」が販売している「紅はるか」のブランド商標
紅天使というのは品種名ではなく、茨城県のさつまいも専門卸問屋「株式会社ポテトかいつか」が販売している「紅はるか」のブランド商標で、2011(平成23)年に登録されています。
◆主な産地と生産量
ポテトかいつかの契約農家は茨城県鉾田市となっています。
◆紅天使の特徴
ポテトかいつかのホームページを見ると、『皮色は赤紫色で、外観も優れ、掘り取り直後でも甘味があり、滑らかな舌触りが特徴』となっています。
今回入手したものはややふっくらとした太目のLサイズと思われるものでした。売り場に積まれているものの中には表面にヤラピンが染み出し黒く垂れた後が付いている物が沢山あり、そういうものと、あまり垂れていないものを1本ずつ撮影しています。
右の断面はあまり垂れていなかった方の物です。切った断面からもヤラピンはにじみ出てきていませんが、すぐに外側が黒く変色してきます。
◆紅天使の焼き芋
下の写真のように、焼き芋にするととても水分が多く、果肉も柔らかくなって手で半分に折ることが出来ないくらいです。ナイフを数箇所刺すように切り込みを入れて折りました。
割ると断面から蜜が滴るように垂れ、一般的な焼き芋のホクホク感はほとんどなく、しっとりしています。
食べると口の中いっぱいに強烈な甘さが広がり、果肉は舌で崩れる感じでした。糖度は図っていませんが、これまで食べた焼き芋の中では最も甘く感じられました。その甘さはまるで羊羹を食べている感じです。
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