小菊南瓜(こぎくかぼちゃ)<カボチャの品種
●小菊南瓜(こぎくかぼちゃ)とは
◆手のひらに収まる菊南瓜
小菊南瓜は直径15cm前後、重さ500~800g程の小ぶりの菊カボチャで、真上から見ると菊花に似ていることから、名前が付いたとされています。
能登野菜の一つとして扱われるなど、石川県や福井県が主な産地となっています。
◆小菊南瓜(こぎくかぼちゃ)の特徴
適熟で収穫することにより、明るい黄色の果肉で、外側の緑と美しいコントラストが生まれます。ただ、完熟すると外皮が赤みを帯びた色になります。
肉質は粘質で甘味は少なく淡白ですが、煮崩れしにくく、味がしみこみやすいので古くから日本料理には欠かせないカボチャとして扱われています。
近年はホクホク系の西洋種が好まれる傾向にあり、生産量は減ってきていますが、西洋品種には無い日本カボチャ特有の食感や風味があり、伝統野菜が見直されている中、この小菊南瓜も根強い人気があります。
◆主な料理
煮物をはじめ、手頃な大きさと外観を活かし、中をくり抜いて容器として用いた詰め物料理などにも適しています。
詰め物は鶏肉や豚肉などの肉系の他、エビなどの魚貝も良く合い、詰めて蒸したり、煮たりします。
◆小菊南瓜(こぎくかぼちゃ)の旬
小菊南瓜の収穫時期は7から8月の暑い夏で、出回るのもその頃になります。この南瓜は西洋南瓜と違い、追熟させても甘味は増えません。また、収穫後の貯蔵性も低いので、早めに食べることなり、食べ頃の旬も7月中旬頃から9月上旬頃となります。
品種 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | ||||||||
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小菊南瓜 |
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