西海31号/ドラゴン・レッド/龍赤<ジャガイモの品種
●西海(さいかい)31号とは
◆別名 ドラゴンレッド/龍赤
西海31号は1999(平成11)年に長崎県の農林技術開発センターにおいてデンプン価が高く、形が良い系統の「96016-8」に、表皮、果肉共に赤い系統の「長系115号」を交配し、選抜育成された品種で、2009(平成21)年に品種登録されました。
JA全農はこの品種を「ドラゴンレッド(龍赤)」として商標登録しており、JAを通じて出荷されたものはこの名前で販売されています。
◆西海31号/ドラゴン・レッド/龍赤の特徴
表皮の色は全体に赤く、皮は薄いです。
大きさはやや小ぶりで、長楕円形をしており、表面はメークインのようにすべすべした感じで、目はとても浅いです。
中の肉も赤く、色が濃い部分と若干薄い部分がマーブル状になっています。この色はアントシアニンという色素によるもので、長崎県農林技術開発センターの資料によると100g中に100mgも含まれているそうです。
デンプン価は高いですが、凄くホクホク・・・という程でもなく、メークインと男爵の中間くらいの感じです。
●西海31号/ドラゴン・レッド/龍赤の美味しい食べ方
◆調理のポイント
西海31号は皮だけでなく肉も赤く、しかも全体に大きなムラがなく色が付いているので、スライスしてポテトチップスにすると綺麗な紫色のチップスが作れます。
茹でる際は、アントシアニンが流失しやすいので、皮付きのまま茹でて、使う際に皮を剥くようにしましょう。
◆主な料理
せっかくの綺麗な色なので、それを活かすようにしたいですね。ポテトチップスの他、ポテトサラダやポタージュ、ビシソワーズなどはお勧めです。
細切りにして炒め物にしたりフライなども美味しいです。
FacebookとTwitter