イタリアのなす ティグリナ/Tigrina＜ナスの品種
●ティグリナ/Tigrinaとは
◆イタリアの在来種
ティグリナはイタリア原産のナスの一種で、紫に白い縦縞がまだらに入るのが大きな特徴です。イタリアにはこうした紫の縦縞が入ったナスがカプリスのような米ナス型の他、小ぶりの卵型のものなど色々あります。このティグリナは日本で一般的な千両茄子と長茄子の中間くらいの大きさと形でギリシャでは古くから一般的なナスの品種とされています。
種はイタリアのHortus社から販売されています。
◆ティグリナ/Tigrinaの味と食感
ティグリナはやや縦長のナスで、大きさは一般的な千両茄子と同じくらいですが、表皮が縦じまにまだらなになっているのが大きな特徴です。
同じように紫のゼブラ模様が入るフェアリー・テイルよりも大きく、カプリスより細いです。
果肉が引き締まった、種の少ない品種となっています。
ただ、加熱調理すると表面は全体に薄い紫になってしまい、まだらは分からなくなってしまいます。
◆ティグリナ/Tigrinaに適した料理
ティグリナは日本の一般的なナスと同じ料理に使えますが、やはりイタリア料理が最もしっくりいく感じがします。サイコロにカットしてさっとオリーブオイルでソテーしてからトマト煮にしたり、パスタのソースにしても良いし、カポナータとしてメインの料理に添えてもいいでしょう。果肉がしっかりとしていて、輪切りにしてソテーーしても形が崩れにくく、食感も良い感じに残ります。
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