杉谷なすび/すぎたになすび/杉谷丸ナス<滋賀県の伝統野菜
●杉谷なすび/杉谷丸なすとは
◆滋賀県甲賀市甲南町の杉谷地区の伝統野菜
杉谷なすびは滋賀県の甲賀市甲南町の杉谷地区で江戸時代から栽培されてきた丸なすで、古くからこの地域でしか同じ物が作れないと言われています。2012年の時点で、杉谷地区の栽培面積は13アールとなっています。
2012年より、杉谷伝統野菜部会とJAによって生産拡大に向けた取り組みが始まり、県も巻き込んでのブランド化が進められ、県内のスーパーなどでも見かけるようになりました。
◆杉谷なすびの特徴
大きさは直径10cm前後の楕円形で、重さは300~400gにもなります。一見京の伝統野菜で知られる賀茂ナスとも似ていますが、大きな違いはその外観で、杉谷なすびは巾着の口を絞ったような縦の筋がシワのようにはいることです。
ヘタには鋭く長い棘があり、皮が柔らかく、果肉は緻密でしっかりとしています。
◆美味しい食べ方
多少煮ても形が崩れにくく、皮も薄く剥かずに調理しても皮ごと食べられます。
煮浸しなどの煮物がお勧めですが、焼いて田楽にしたり、串切りにして炒め物にしても美味しい他、浅漬けなどの漬物にも使えます。千両茄子に比べ油を吸いにくいので、サッと素揚げしてから炒め物に使うと皮の色が映えて美味しいです。
◆杉谷なすびの旬
杉谷なすびの収穫は8月初旬頃から始まり9月下旬あたりまでとなります。食べ頃の旬もその時期になります。
品種 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | ||||||||
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杉谷なすび |
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