大長茄子/大長なす/オオナガナス/おおながなす<なすの品種

大長茄子/大長なす/オオナガナス/おおながなす

●大長茄子(おおながなす)とは

◆九州を中心に栽培されてきた非常に長いナス

大長茄子/大長なす/オオナガナス/おおながなす

大長茄子(おおながなす)はその名の通り非常に長いナスで、40cmから60cmほどにもなります。古くから九州を中心に栽培されてきたもので、熊本をはじめ久留米や長崎、博多などのものが知られています。また、山形県でも庄内大長ナスと呼ばれる30cmから40cmほどの長いナスが栽培されています。

◆大長茄子(おおながなす)の特徴と焼きなす

大長茄子/大長なす/オオナガナス/おおながなす

大長茄子(おおながなす)は皮はややしっかりとした固めですが、中の果肉は柔らかく、握るとふんわりとした弾力が感じられます。その為、九州では焼きなすにして食べることが多いです。首の部分から先まであまり太さに差が無い円筒状の形なので、火が均一に入りやすいのですが、丸のまま焼くと長いので扱いにくいという欠点もあります。しかし、焼き上げて皮をむいた果肉はとても柔らかく焼いた香ばしい香りとナスの風味が相まってとても美味しいです。

◆大長茄子(おおながなす)の調理のポイント

大長茄子(おおながなす)は果肉が柔らかく、炒め物や揚げ物にすると油を吸いやすいので注意が必要です。逆に煮物の場合は出汁が染みやすく美味しいです。皮をむいてから蒸す調理方法もお勧めです。蒸す事で柔らかい果肉の形が崩れにくく、油や余計な水分も吸うことが無いのでなす本来の味を楽しめ、上品な仕上がりになります。

漬物にすると、皮が硬く口に残りやすくなるので向いていません。

◆収穫時期と旬

大長なすの収穫時期は栽培地や環境によっても違ってきますが、4月頃から多く出回り始め、11月頃まで続きます。旬の時期は初夏の6月頃から9月となります。

旬のカレンダー
品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
大長茄子                        

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