ネバリスター/根張星/ねばりスター<長芋の品種

根張星/ねばりぼし/ねばりスター<長芋

●ネバリスター/根張星/ねばりスターとは

◆イチョウイモにナガイモを交配した品種

根張星/ねばりぼし/ねばりスター<長芋

農林水産省の品種登録データによりと、ネバリスターは『1997(平成9)年にカネコ種苗株式会社によってイチョウイモの千葉在来種にながいも「ずんぐり太郎」を交配し、胚珠培養及び胚培養により植物体を育成』 したものとなっています。要するに、イチョウイモにナガイモを掛け合わせた品種と言うことです。

2005(平成17)年に出願、2008(平成20)年に品種登録されています。出願時の品種名称は「トロロスター」となっています。

◆ネバリスターの特徴

根張星/ねばりぼし/ねばりスター<長芋

ネバリスターの大きさは30~40cm程の長さで、あまり長くはなく、紡錘形で、地肌も一般的なナガイモと大きな違いは見られません。商品の札を見なければ一般の方には見分けが付かないかもしれません。

しかし、断面をよく見るとその違いは明らかで、果肉の肉質はナガイモに比べとても緻密で滑らかです。これをすりおろすと、ナガイモの約2倍くらい粘りがあり、舌触りが滑らかでほんのり甘味が感じられるとろろになります。

また、イチョウイモの特徴を受け継ぎ、加熱調理するとホクッとした食感に仕上がります。全体的に見れば、食感などの特徴はナガイモというよりイチョウイモ(大和芋)に近い感じです。

それでいて価格はナガイモとそう大きな違いはなく、手頃に使えるというのが嬉しいです。

●ネバリスターの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

根張星/ねばりぼし/ねばりスター<長芋

ネバリスターは北海道や青森県をはじめ、各地で栽培が始まっていますが、特に北海道のJA十勝池田町では(株)ワタリと提携し、「根張星(ねばりスター)」という名称で商標登録し、産地限定ブランドとして出荷しており、2013年11月の時点では栽培面積が約27ヘクタールと全国でも最大規模となっているそうです。

◆根張星/ねばりスターの収穫時期と旬

北海道JA十勝池田町では11月はじめ頃から収穫が始まり、12月中旬から出荷されているとのことです。また、収穫後2ヶ月以上貯蔵した方が甘味が増すと言われているので、食べ頃の旬の時期は1~3月頃となります。

11月1日から収穫開始12月中旬から道外を中心に出荷する。ネバリスターは年明け以降に甘みが増す。

旬のカレンダー
品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
根張星/ねばりスター                        

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