レッドリーフマスタード/カラシナ/からし菜:特徴や食べ方
●レッドリーフマスタード(からし菜)とは
◆アブラナ科カラシナ属
葉の表面が濃い紫色に色付くカラシナの一種で、葉は切れ込みがなく、長い楕円形に近い形をしています。レッドリーフマスタードは成長した葉よりも、ベビーリーフの一つとして彩りに加えられて市場に出回っていることの方が多いですね。でも、ある程度成長したものも適度な歯ざわりがあり美味しいです。一般のスーパーなどではほとんど見かけませんが、JAなどの直売所に行くと時折見つけることができます。
カラシナというだけあって、やはりピリッとした特有の辛味を持っています。
これは京都の百貨店で「からし菜」として販売されていたものです。葉の様子から、本来の「からし菜」というより、その変種のタカナの一種ではないかと思われます。とは言うものの、タカナもカラシナの変種で、ある意味カラシナには違いないとも言えるので、ここではカラシナではなく、レッドリーフマスタードとして掲載させて頂きました。
●レッドリーフマスタードの美味しい食べ方
◆調理のポイント
レッドリーフマスタードの紫色は残念ながら加熱調理すると緑色になってしまいます。下茹でする場合は、沸騰させている湯の中で根元から浸し1分、葉先まで全て浸して1分程度茹でて、すぐに冷水に放ちます。葉の表の濃い紫色はやはり抜け、緑色になってしまいます。基本的には小松菜やホウレンソウと同じような料理に使えます。ほんのりとピリッとした辛さがあり、とても美味しい野菜です。
◆下処理と食べ方
炒め物をはじめ、煮物や下茹でしておひたしや和え物にして食べます。パスタの具材としても美味しいです。ベビーリーフや、若いうちに収穫されたものは生のままサラダとして食べても美味しいです。
FacebookとTwitter