ヒユナ/ひゆ菜:特徴や産地と旬
●ヒユナとは
◆ヒユ科ヒユ属 アマランサスの一種
ヒユナはヒユ科ヒユ属の一年草で熱帯アジアが原産とされています。「バイアム」「ジャワホウレンソウ」「チャイニーズ・スピナッチ」などとも呼ばれるほか、中国では「シェンツァイ」や「インチョイ」とも呼ばれています。近年健康食品として話題になっているアマランサスと同じ仲間で、アマランサスが日本では一般に種にあたる実の部分を穀物として利用するのに対し、ヒユナは茎葉を食用とします。
日本に入ってきたのは江戸時代から明治にかけてとされ、当時は食用品種より観葉に園芸品種が広く栽培されるようになりましたが、熱帯アジア諸国では古くから葉野菜として身近な野菜の一つとして親しまれています。
◆ヒユナの特徴
今回入手した物は葉の色が緑一色のタイプですが、葉の真ん中に赤色が混じるタイプや、葉全体が赤い物もあるようです。
この緑のタイプは葉は柔らかく、色も緑というより黄緑で、茎から四方に次々大小の葉が広がっています。
さっと茹でると青臭みやクセはほとんどなく、歯触りも優しいです。
赤色が混じるタイプは、茹でると色素が流出し、茹で汁が赤く染まります。ベトナム料理などでは、この色が付いたスープ料理などがあるようです。
●ヒユナの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
アマランサスが大規模に栽培されているのに対し、このヒユナは営農栽培は行われていないのではないでしょうか。個々の農家が栽培し、直売所などで販売されている程度と思われます。
種は一般に販売されているので、家庭でも気軽に栽培収穫することが出来ます。
◆ヒユナの収穫時期と旬
ヒユナはもともと熱帯アジアが原産の野菜で、日本での収穫時期は盛夏の7月初旬から始まり10月頃までとなり、正に夏野菜と言えます。
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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ヒユナ |
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