アピオス/アメリカほど芋:特徴と旬の時期や主な産地
●アピオスとは
◆マメ科 (英)Groundnut
アピオスは北アメリカ、北西部原産地とされるマメ科のつる性植物で、肥大した根茎を食べます。この根茎は、根が伸びている合間合間に数珠のように連なってでき、この肥大した部分はサツマイモなどと同じように翌年種芋としてここから発芽します。
日本には明治時代にリンゴの苗木をアメリカから輸入した際、その土に混じってはいってきたようで、青森県では帰化した状態で、当地では「ほどいも」と呼ばれ定着しています。ただ、日本に古くから自生していた「ホドイモ」とは別種にあたるため、アピオスのことは「アメリカホドイモ」と呼んで区別されています。
◆インディアンのスタミナ源
アピオスは原産地の北アメリカでは古くから食用とされ、インディアンのスタミナ源と言われてきたほど栄養価が高い食材として知られています。
●アピオスの主な産地と美味しい旬
◆青森県の特産
アピオスは近年各地で栽培されるようになりましたが、現在も伝来の地青森県のJAゆうき青森が「全国トップクラス」の生産量を誇っています。
そのほかにも千葉県大多喜町や秋田県、長野県、高知県など各地で特産化が進められています。
◆栽培サイクルと収穫時期
アピオスは通常栽培の場合、4月頃に定植し、自然薯などと同じようにつるを伸ばします。6月~8月頃に花を咲かせますが種はできないようです。収穫は地上の葉が枯れてからで、早いところで11月中旬辺りからとなります。掘り起こさなければ越冬できるので、収穫は3月頃まで調整しながら行われています。
品種 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | ||||||||||||
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アピオス |
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