ハヤトウリ(隼人瓜・はやとうり):旬の時期と特徴
●ハヤトウリの概要と特徴
◆ハヤトウリとは
分類:スミレ目 > ウリ科 > ハヤトウリ属
学名:Sechium edule (Jacq.) Sw.
英名:Chayote 仏名:Christophene
和名:はやとうり(隼人瓜)
別名:センナリウリ(千成瓜)
ハヤトウリはメキシコ南部から南米北部にかけての熱帯アメリカが原産とされるウリ科ハヤトウリ属のつる性植物になる実です。アメリカではChayote(チャヨテ)、フランスではchristophene(クリストフィーネ)と呼ばれ比較的メジャーな野菜の1つです。
日本には1917(大正6)年に最初に鹿児島に持ち込まれ栽培が広まったため薩摩隼人の瓜という意味で隼人瓜と呼ばれるようになりました。
◆ものすごく豊産性が高いことから「千成瓜」とも
ハヤトウリは一株から100個から多いと200個以上も実が収穫できることから千成瓜とも呼ばれています。
◆白い品種と薄緑の品種がある
ハヤトウリには果皮の色が白っぽいクリーム色の品種と、薄い緑色の品種があります。白色種は比較的刺毛が多く、やや小ぶりです。それに対し薄緑種はやや大きく、しかも豊産性が高いのですが、味的には少し青臭みが感じられ白色種に劣ります。
●ハヤトウリ(隼人瓜・はやとうり)の主な産地と旬
◆暑い地方が向いている
ハヤトウリはもともと南国の植物で霜に弱く、温かい気候を好みます。日本では関東以西の各地で農家や家庭菜園などでも作られていますが、営農栽培は鹿児島や沖縄など南の地方が中心となっています。具体的な生産量は政府では集計されていないようで確認できていません。
◆ハヤトウリの収穫時期と食べ頃の旬
ハヤトウリは栽培環境にもよりますが、9月初旬から中旬頃に花を付け、10月頃から収穫が始まり、次々と実が成り、11月頃まで収穫できます。また貯蔵性が非常に高く、収穫後翌春まで保存することが出来ます。
最も美味しい食べ頃の旬は10月中旬から11月にかけての秋になります。
品種 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||
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ハヤトウリ(隼人瓜) |
< 出 典 >
※ 「Sechium edule (Jacq.) Sw.」GBIF 地球規模生物多様性情報機構
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