ゴズィラーナ/カーボロリーフグリーン:ケールとカーボロネロの交配種

ゴズィラーナ/カーボロリーフグリーン

●ゴズィラーナ/カーボロリーフグリーンとは

◆増田採種場が交配育成した品種

ゴズィラーナ/カーボロリーフグリーン

ゴズィラーナは別名カーボロリーフグリーンと呼ばれる、増田採種場が開発したケールの一種です。2006(平成18)年に登録出願され、2009(平成21)年に品種登録されています。登録品種データベースによると、コラード系に「Cavolo laciniato NERO DI TOSCANA」の選抜後代を交配した交雑種となっています。分かりやすく言えば、ケールにカーボロネロを交配した品種と言うことです。

黒キャベツのカーボロネロの仲間でもありますが、こちらはカーボロネロより葉が幅広で丸く、少し柔らかい品種となっています。通常、カーボロネロなどと同じように、大きくなった葉から収穫し、同じくらいの大きさの葉だけを束ねて販売されている事が多いです。

◆ゴズィラーナの特徴

ゴズィラーナ/カーボロリーフグリーン

株はカーボロネロに比べ腰が低く、葉の形が楕円で丸みがあり、中心の葉脈の屈曲が少ないです。

株の状態を見ると、結球していないちりめんキャベツの様でもあります。

葉の表面は細かく縮れた感じで、色は表面がやや濃い緑ですが新芽の部分は黄緑色です。葉の裏は色が薄く、ちりめんキャベツのそれとよく似ています。

栽培環境によって違いが出ると思われますが、今回自家菜園で収穫したものは、畑のものもプランターのものも葉はやや厚みがあり、触った感じは少しゴワゴワしていました。

青臭さやクセはほとんど感じられず、さっと茹でると鮮やかな緑色になり、炒め物に使うと適度な歯ざわりが良い食感となり甘みがあって美味しいです。また、少々煮込んでも崩れる事がなく、葉が広いのでちりめんキャベツのようにロールキャベツなどに向いています。生食には向いていません。

また、春先には脇芽からもとうだちして菜花が付き、これも美味しく食べられます。

●ゴズィラーナの栽培時期と収穫の旬

◆栽培時期

ゴズィラーナ/カーボロリーフグリーンの花芽

増田採種場のホームページによると、種を撒くのは一般地であれば7月から8月にかけての夏で、それから1ヶ月ほどしてから定植し、早ければ11月頃から収穫できるようになるとされています。春になると花芽が出始めます。高冷地では1月に種を撒き、初夏から夏にかけてが収穫時期となります。

◆ゴズィラーナの収穫時期と旬

ゴズィラーナ/カーボロリーフグリーン

ゴズィラーナは寒さが増すと葉に厚みが出て甘味が増すとされており、収穫の最盛期は12月から2月の寒い冬の時期です。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ゴズィラーナ                        

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