タマネギ(玉葱/たまねぎ):特徴と産地や旬の時期

黄玉ねぎ,赤玉葱,新玉ねぎ,葉玉ねぎ

■タマネギ(玉葱/たまねぎ)とは

●ネギ科ネギ属  (英)onion   (仏)oignon

黄玉ねぎ/キタマネギ/きたまねぎ

 玉ねぎは中央アジアが原産とされていますが、日本で栽培されるようになったのは意外に遅く、明治時代に入ってからだそうです。一般にタマネギと呼んでいる部分は根ではなく、葉の根元が養分を蓄えて丸く太った物で鱗茎(りんけい)と言われるものです。ニンニクやラッキョウも同じ鱗茎部分を食べる野菜です。

●玉ねぎの大雑把な品種

 玉ねぎは大きく分けると、辛たまねぎと甘たまねぎに分けることができます。一般によく出回っていて、切ると涙が出てくるものが辛たまねぎです。品種は色々あり、いま、国内で流通しているものは黄たまねぎ類、白たまねぎ類、紫たまねぎ(赤たまねぎ)類、小たまねぎ類、それにヨーロッパ産のエシャロットなどがあります。

●普通のタマネギと新タマネギ

葉タマネギ/葉玉ねぎ/葉玉葱

 一般的な玉ねぎは、収穫後干され、表皮を乾燥させ保存性を高めて出荷されます。これに使われるのは黄タマネギの品種です。一方、新タマネギと呼ばれるものがあります。こちらは、主に白タマネギの品種で、この品種は水分が多く、乾燥処理に向いていないので、収穫後すぐに出荷されます。また、黄タマネギを乾燥処理せずに収穫後すぐに出荷されたものも新タマネギと呼ばれたりします。また、玉ねぎの鱗茎部分だけでなく、春先に葉月のまま出荷される若い玉ねぎも「葉玉ねぎ」または「新玉ねぎ」と呼ばれています。

●玉ねぎの全国収穫量ランキング

 玉ねぎの主な産地は北海道で、全国の半分以上を生産しています。次いで佐賀県、兵庫県、愛知県と続き、この上位4つの地域で全国の80%を賄っている事になります。

上位にあるそれぞれの地方で作られるタマネギは栽培時期が旨くずらされ、それによって一年を通して常に美味しいタマネギが流通する仕組みになっています。そのおかげでタマネギは色々な料理にいつでも使える身近な野菜としていつも台所にあるレギュラー野菜になっているんです。

■玉ねぎが美味しい旬の時期

●旬は一般的な玉ねぎは通年、新玉ねぎは春が旬

 普通の玉ねぎに関しては全国で栽培され、保存性も高いので旬は特に無く、通年いい状態で手に入ります。しかし、新たまねぎに関しては春しか手に入りません。また、赤タマネギの湘南レッドも夏が旬になります。

●北海道の収穫サイクル

北海道では2月から3月にかけて種をまき、9月から10月にかけて収穫されます。収穫されたタマネギはすぐに出荷されるものと貯蔵されるものがあり、出荷は9月から翌春4月頃まで続きます。ただ、成長期が春から初夏にかけての暖かい時期にあたるため害虫の対策が必要となり、本州での栽培よりも農薬の使用頻度は高くなりがち。

●佐賀県など九州での収穫サイクル

佐賀県では主に4月頃から6月初旬にかけて収穫され、出荷は5月から9月頃までとなります。丁度北海道の裏側の時期にあたります。

●愛知県の玉ねぎ

愛知県では主に新タマネギと呼ばれる貯蔵しないタイプのタマネギが作られています。このタマネギは4月頃から7月頃にかけて収穫、そして出荷されます。丁度北海道産のタマネギの在庫が無くなりかけ、佐賀県産の出荷が始まる前の時期からになります。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
たまねぎ北海道産                        
佐賀県など                        
静岡県産 白タマネギ                        
新たまねぎ                        
愛知白たまねぎ                        
湘南レッド