蕾菜や祝蕾、四川児菜など子持ち高菜の特徴と旬の時期や産地
●蕾菜(つぼみな)とは
●アブラナ科アブラナ属
つぼみな(蕾菜)は、アブラナの一種で、からし菜の変種とされています。一般的なからし菜が葉を食用とするのに対し、このツボミナ(蕾菜)は、一株で4キロから5キロの大きな株から出てくるわき芽(蕾)の部分を収穫し食用としています。福岡県で品種開発され、平成19年から市場での販売が始まった新しい野菜です。「蕾菜」は福岡県JAから商標登録の申請が出されています。
こりこりとした食感と、春を思わせる蕾の形、火のとおりが早く調理し易いこと、 火を通すと色が鮮やかな緑色に変わるのが特徴です。
●γ―アミノ酪酸含量(GABA)がたっぷり
血圧降下作用や精神の安定に効果があると言われているγ―アミノ酪酸含量(GABA)は、1日10~20mgで効果があらわれるといわれますが、蕾菜には、100g中に40mgも含まれているそうです。
つぼみな(蕾菜)にはβ-カロテン、ビタミンEなども含んでいます。
●他にも同じ仲間がいくつかあります
他にも中原採種場(株が出している)四川児菜(子持タカナ)や、「祝蕾(しゅくらい)」と呼ばれているもの、また木村種苗園が出している「子宝菜」などがあり、味などは微妙に違いがあるようですが、基本的には同じ仲間と考えて良いでしょう。
●蕾菜(つぼみな)の産地と旬の時期
●つぼみな(蕾菜)や祝蕾、四川児菜の産地は
この蕾菜という品種は福岡県での栽培しか認められていません。その他の祝蕾や四川児菜などは各地で作られていますが、商業規模で取り組んでいる所はほとんどないのではないでしょうか。個々の農園で収穫されたものが地元の直売所などで販売されています。
●つぼみな(蕾菜)の出回り時期と旬は
初春の1月下旬から3月中旬までしか出回らない、旬の短い野菜です。
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | ||||||||
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ツボミナ(蕾菜) |
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