菱(ヒシ/ひし)の実の茹で方と美味しい食べ方
●菱(ヒシ/ひし)の茹で方
◆水にさらしてアクを抜く
ヒシはアクが多く含まれているので、水にさらしてアクを抜きます。最低でも2時間以上、できれば一晩くらい浸けて置きます。
→
◆水に塩を加えてゆでる
鍋にヒシとたっぷりの水を入れ、そこに塩(水に対し2~3%)を加え火にかけます。
熱湯ではなく、水から茹でると言う事です。
◆茹で時間は用途によって
炊き込みご飯や炒め物など、再度加熱調理する場合は、沸騰してから10分前後、茹で上がったものをそのまま食べるのであれば20~30分程茹でます。
◆水にさらして熱をとる
茹で上がったらザルに上げ、そのままでは熱くて剥けない上、そのまま冷ますと殻が乾いて固くなり剥きにくくなるので、一旦水に浸してある程度冷まします。
◆皮をむく
荒熱が取れたら皮を剥きます。ナイフなどで角が無い方の平らな部分を薄く切り落とすと皮が剥きやすくなります。結構固いものもあるので、親指の爪先が痛くなることを覚悟してください。
●美味しい菱(ヒシ/ひし)の実の食べ方と主な料理
◆調理のポイント
ゆでた時の塩分で甘く感じる程度で、そのものにはほとんど風味は無く、食感を活かして色々な料理に使えます。殻の形に特徴があるので、あえて殻を半分に切った状態で殻付きのまま盛り付けるのも良いでしょう。
◆ゆでてそのままおつまみに
塩茹でしたものを半割りにし、そのままおやつや酒のつまみにします。また、皮を剥いてサラダに散らしたり、ドレッシングなどで和えても美味しいです。
◆炒め物
中国料理のクワイと同じように、鶏肉などと共に炒め物に加えても美味しいです。
◆揚げ物
皮をむいて天ぷらやフライにしても美味しいです。
FacebookとTwitter