たけのこ白菜/筍白菜/タケノコハクサイ/緑塔紹菜<ハクサイの品種
●たけのこ白菜とは
◆中国河北省が原産と言われるタケノコ型のハクサイ
たけのこ白菜は中国河北省が原産とされ、タケノコ型と呼ばれるスリムな形をした結球白菜の品種で、緑塔紹菜(シャオツァイ)とも呼ばれています。右の写真は大きさの目安に30cmの定規を並べてあります。
サカタのタネからは「緑塔紹菜」、タキイ種苗からは「チヒリ」という名称で種が販売されています。
◆たけのこ白菜の特徴
最大の特徴は結球した状態の姿で、高さ50cm以上にもなるのですが、直径は15cmほどでとてもスリムな形をしています。重さは2~3キロ程で背が高いのに葉はしっかりと締まっています。
色は一般的なハクサイよりも緑の部分が多く、かなり内側まで薄い緑色をしています。
葉はやや固く感じますが、歯切れはよく、水分が普通のハクサイに比べ少なく幾分甘味が感じられ、塩をしてもそれ程水が出てきません。中国料理には一般的な白菜よりも適してるといわれています。
◆調理のポイント
水分が少なくいので、キムチなどの漬物に向いています。また、煮崩れもしにくいので、煮物に使うと出汁も薄まらず美味しく仕上がります。
炒め物に使っても余分な水気が出ず向いています。
ただ、生のままでは葉がやや固くゴワゴワした食感でお勧めしません。漬物や加熱調理に向いた品種と言えそうです。
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