バジル/バジリコ:特徴や栽培と収穫の旬
●バジルとは
◆シソ科メボウキ属 (英)Basil (伊)Basilico (仏)Basilic
バジルはインドから熱帯アジアが原産とされるシソ科の仲間で、標準和名を「めぼうき」と言います。この和名をはじめて聞く方も多いかもしれませんね。今日では「バジル」や「バジリコ」の方が一般的な名称として知られています。めぼうきの由来は、バジルの種にあります。バジルの種は水に浸すとカエルの卵のように表面がゼラチン質で覆われ、プルプルした状態になります。昔の人は、この状態にした種で目に入ったゴミを洗ったそうです。そこからこのめぼうきという名前が付けられたようです。この種の特性を活かして、バジルシードはかつてデザートなどにもよく使われた事があります。
バジルにはいくつかの品種がありますが、現在一般によく見かけるのはほとんどスウィートバジルという品種です。その他、青紫蘇=大葉に対して、赤紫蘇があるように、紫色のタイプもいくつかあります。
◆バジルの特徴
バジルの特徴は何と言ってもその香り。ハーブとしても知られていますよね。バジルの香りは同じシソ科の大葉とはまた違った特有のもので、ジェノベーゼなどイタリア料理ではお馴染みの素材の一つとして知られています。
●バジルの栽培と収穫時期
◆栽培は簡単
バジルの栽培は比較的簡単で、ちょっとしたベランダでも小さなプランターがあれば栽培できます。水やりを忘れない事がポイント。
また、トマトの栽培においては、共に良い相互作用が期待できるコンパニオンプランツとしても知られています。
◆バジルの収穫時期と旬
種の発芽温度は20度と言われています。種まきは4月の下旬頃から6月頃にかけて行いましょう。
背丈が20cm位になってきたら収穫し始められます。この時、先端部を葉4枚くらいのところで摘み取るようにすると、その下の葉の付け根辺りから脇芽が伸びてきて、株が広がります。
また、切り取った枝を刺し芽にして増やすこともできます。
花芽が付きだしたところから摘み取っていくと収穫は10月頃まで続けられます。
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
植え時 | ||||||||||||
収穫時期 | ||||||||||||
開花時期 |