グリーンパンツ：来歴や特徴と産地と旬

●グリーンパンツとは

　「グリーンパンツ」というズッキーニは黄色と黄緑色の２色ツートンカラーの海外品種で、国内では藤田種子株式会社が扱っています。

◆グリーンパンツの来歴

　国内で「グリーンパンツ」という品名で出回っているのは、藤田種子株式会社が国内で種子を販売する上で付けた商品名で、元はアメリカのJohnny's Selected Seedsという種子メーカーが開発した”Zephyr”というYellow Summer SquashのF1品種です。

　”Zephyr”は1999年にこのJohnny's Selected Seedsのロバート・ジョンストン ジュニア（Robert Johnston, Jr）氏によって、黄色のクルックネックスカッシュに、ドングリカボチャとデリカタスカッシュの交配でできたハイブリッド種を交配させてできたハイブリッドのF1品種です。

◆グリーンパンツの特徴

　「グリーンパンツ」というズッキーニは一般的な緑のズッキーニの棒状ではなく、細長く、先の方がやや太くなり、果頂部は尖った形になります。

　果皮表面は黄色と黄緑色のツートンカラーで、果頂部側が黄緑色になります。ただ、栽培環境などにより色の付き方は若干違うものも現れ、頭のヘタ近くと果頂部が黄緑になることもあります。また、黄色と黄緑の面積の割合も比較的黄色が多くなる傾向はありますが、半々くらいになることもあります。

　果肉は普通のズッキーニに似ていますが、クセがなく、ほんのり甘味もあり、色々な料理に使えます。

　適した主な料理として輪切りやスティック状に切り、オリーブ油やバターで炒めたり、フライや天ぷら、韓国料理のジョンなどの他、スープの実やピクルスにもお勧めです。

物や薄く輪切りにしてバター炒め、天ぷら、スープ、ピクルス等におすすめです。

●グリーンパンツの栽培サイクル

◆種まきから収穫まで

　栽培はpH 5.8〜6.8の肥沃で水はけの良い土壌が最適。種まきは4～5月に行い、収穫までおよそ8週間となっています。

　定植は1.8ｍほどの畝間をあけ、株間を50～60cmとって植え付けます。

◆グリーンパンツの収穫時期と旬

　収穫は7月〜9月にかけて。旬は盛夏の時期です。

●グリーンパンツの写真ギャラリー

撮影機材：　CANON EOS R5 , RF28-70mm F2 L USM

ロゴなし元画像サイズ：約4500万画素　8192X5464pix 350dpi RAWデータあり

各画像をクリックしていただければ拡大画像がご覧いただけます。

滋賀県産　ズッキーニ　グリーンパンツ　2021.6.14撮影

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＜ 出 典 ＞

※　「ズッキーニ　F1　グリーンパンツ」　藤田種子株式会社ホームページ

※　ROB JOHNSTON, Jr　Johnny's Selected Seeds　Home-page

※　Zephyr Squash - Nature's Produce