種子島紫(紫芋):サツマイモの品種
■種子島紫(紫芋)とは
●種子島の甘い紫いも
種子島紫芋は安納芋などと共に古くから種子島で作られてきたサツマイモの在来種で、かつては防疫上の理由で生鮮品として本土へ出荷することが出来なかったため、そこでしか味わえないものとなっていましたが、2000年に解禁となって以来非常に人気が高い芋としてどんどん流通量が増えると共に、種子島以外の地方でも生産されるようになって来ました。
種子島では、この種子島紫の選抜育成品種を「種子島ゴールド」として品種登録し、「島むらさき」という登録商標で生産販売を始めています。
●種子島紫(紫芋)の特徴
種子島紫は、表皮は白っぽいのですが、果肉は紫色をしていて、加熱することで更に色が鮮やかになります。また、「甘い紫芋」としても知られ、焼き芋はもちろん、スイートポテトや様々なスイーツの材料としても人気があります。
●種子島紫(紫芋)のアントシアニン
種子島紫にはアントシアニンが含まれているので、強い抗酸化作用による老化や発ガンの予防効果などが期待できるほか、アントシアニンには目の網膜視細胞で光を伝達するロドプシンの再合成を促進する働きもあるそうです。
●種子島紫(紫芋)の収穫期と食べ頃の旬
種子島紫の収穫時期は植え付け時期や地域にも寄りますが、おおむね10月上旬から11月下旬辺りとなります。美味しくなるのは収穫後2~3週間経ってからなので、食べ頃の旬は10月下旬から1月と言えます。それ以降も、定温管理されたものが市場には出回ります。
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