紫色の小松菜/紫こまつな/ムラサキコマツナ
●紫色の小松菜/紫こまつな/ムラサキコマツナとは
◆葉や軸が紫色のコマツナ
紫色の小松菜は渡辺農事(株)が販売している「渡辺交配 むらさき祭り」という品種が主に用いられているようです。
栽培環境によって色付く度合いは違うようですが、葉の表が濃い紫色で、軸にも紫色が付いています。
赤軸のほうれん草はよく見かけるようになりましたが、小松菜はまだ珍しいのではないでしょうか。
◆紫の小松菜(むらさき祭)の特徴
右上の写真は緑のコマツナと並べてみたものです。葉の形や全体の姿は紫色であることを除けば、やや細めのコマツナと同じ感じです。
葉の表が濃い紫色で、裏や軸にも薄く紫色が入っています。葉や柄の部分も柔らかく、生のまま食べてもアクが少ないのかエグミが気にならない程度です。柄の部分も歯切れがよく、サラダでも食べられる感じです。
全体の色の濃さや、軸の太さなどは栽培環境や収穫時期などによって差があるようです。
●紫色の小松菜の 美味しい食べ方と主な料理
◆調理のポイント
赤軸のホウレン草などと同じように、アントシアニン系の色素が水に溶け出し、茹でると緑色になってしまいます。葉や柄の部分は柔らかめなので、ゆでる場合はしゃぶしゃぶの要領でさっと泳がせる程度にして氷水に落とし、冷めたらすぐに引き上げて軽く絞るようにしましょう。
◆主な料理
エグミが少なく柔らかいので、サラダに加えると彩りも活かせて良いでしょう。またさっと湯通ししたものを、酢を加えた和え物にすると赤みが出てきます。
もちろん色を気にしないのであれば一般的なコマツナと同じ様におひたしや煮物、炒め物など色々な料理に使えます。
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