アーティチョーク:茹で方や食べ方と料理
アーティチョーク(カルチョーフィ)をレモン水で茹でる方法と、茹でた後のほぐし方や食べ方、家庭でも簡単にできるシンプルで美味しい食べ方、主な料理とそのレシピを沢山の写真と共に紹介します。
●アーティチョークの茹で方1
◆レモン塩水でゆでる
アーティチョークの下ごしらえで蒸したり茹でたりすることも多いのですが、ここでは茹でる方法を紹介します。
色々なやり方はありますが、一番シンプルで家庭でも失敗しない方法はレモン汁と塩を加えて茹でる方法です。
レモンは水1Lに1個分くらい絞ります。アーティチョークを下ごしらえするときに使ったレモン水をそのまま使っても良いでしょう。塩は一つまみくらい。
沸騰している中に下処理したアーティチョークを入れ、再び沸騰し始めてから20~30分ほど茹でます。
アーティチョークをまるごと茹でても構いませんが、数が少ない場合アーティチョークに対して沢山の湯を使うことになります。
茹で上がったら断面を下にしてザルに揚げて粗熱をとります。
◆茹でたアーティチョークのほぐし方
茹でたアーティチョークは柔らかくなり、ガク(苞片)は抵抗なく簡単にはがせます。
外側からはがしていき、その額の付け根のところにあるわずかな果肉を葉でしごくように食べます。下の写真のはがしているガクの白い部分に果肉が付いています。
全部はがし終わると、最後に残るのがハートと呼ばれる部分で、これが最終目的の美味しい部分です。
ガクの付け根はスプーンやナイフで果肉部分をこそぎ取って集め、ディップなどにするのも良いでしょう。
これがアーティチョーク2分の1個分の可食部となります。
●アーティチョークのシンプルな料理
◆茹でたアーティチョークのハートの部分
上の手順で茹でたアーティチョークのハートの部分を切って盛り付け、塩胡椒とオリーブ油をかけただけのもの。
こうして茹でたものは、パスタの具材に使ったり、さっとバターを絡め魚料理の付け合わせにも使えます。
◆アーティチョークのロースト
下ごしらえしたアーティチョークに塩胡椒とオリーブ油をかけて、220度のオーブンで20分ほどローストしたもの。
ゆでるのとはまた違った風味で、シンプルな調理ですがとても美味しいです。
◆アーティチョークの素揚げ
上から3分の1くらいを切り落としたものを丸ごと、または櫛切りにして、160度くらいの油でじっくりと揚げます。塩を軽く降って食べるととても美味しいです。
ガクの部分は揚げても付け根しか食べられませんが、これもお勧めです。
◆アーティチョークのディップ
茹でたアーティチョークの可食部(ハートの部分やガクの付け根の果肉)を生クリームを加えてミキサーにかけ、塩胡椒で味を調えたもの。
パンにつけて食べたり、魚料理のソースに仕上げるなど、色々アレンジすることができます。
ディップ用にアーティチョークを茹でる場合は、ニンニクを1片一緒に茹でて、そのニンニクも一緒にミキサーにかけても美味しいです。
◆まるごと茹でてから詰め物をする料理
一度茹で上げてから、上から真ん中部分のガクを外し、絨毛をくり抜くように取り出して、そこに味付けしたライスなどを詰めて盛り付けたり、ひき肉を詰めてオーブンで焼いたりしても美味しいです。
●アーティチョークの茹で方 その2
◆レモン塩水で下茹でしてからブイヨンで煮る
アーティチョークのガクの部分を取り除いたものを茹でます。用意するものは、レモン汁または酢を少々と塩と水。それに使う料理にもよりますが、私はブイヨンで下味を付けるのが好みなので、その方法を紹介します。
鍋にアーティチョークが浸る程度の水を張り、レモン汁をたっぷりと搾ります。そこに、アーティチョーク、塩を加えます。塩は写真の量で小さじ1杯程度で良いでしょう。
これを火にかけ、沸騰してから約5分ほど煮ます。
ガクの付け根に厚みがあり食べられるタイプのものは、ガクが付いたままの状態、またははがしたガクも一緒に茹でます。
一旦その煮汁を全て捨てます。これは、アーティチョークにレモン汁の酸味が付き過ぎないようにするためです。
水の代わりに、同じくらいの量のブイヨンスープを入れて再び煮ます。
ブイヨンはスープとして飲むには薄いかな…と感じるくらいの濃さにしてください。
大きさにもよりますが、20分~30分弱茹でます。
竹串を刺してみて抵抗なく刺さるくらいに茹でます。ジャガイモの茹で加減と同じ感じです。
このアーティチョークはなんだかキノコのカサみたいですね・・・。
グリーングローブの場合は、もっとガクの部分を残して茹でるので、茹であがりは伏せるようにして水気を切るように冷まします。
◆アーティチョークを使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトのアーティチョークを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
クックパッド | レシピブログ | 楽天レシピ |