行者にんにく(ギョウジャニンニク)の選び方と保存方法や食べ方
●行者ニンニクの選び方と保存方法
◆葉が開いてないもの
ギョウジャニンニクは葉が開くにつれ、香りが薄れてきます。食べられなくなるわけではなく、ソフトな風味が好みの方は開いているものでも問題はありません。また、株がしっかりと太っているものを選びましょう。
鮮度に関しては、葉の先までみずみずしく張りがあるもので、根元の切り口が新しいものを選びます。鮮度が落ちてくると切り口が溶けてずるけたような感じになってきます。
◆保存は冷蔵庫に
保存する場合は、乾燥しないよう根元を湿らせたキッチンペーパーでくるみ袋に入れて冷蔵庫に立てた状態で入れておきましょう。
◆行者にんにくを冷凍保存する場合
冷凍する場合は、生のままでも出来ない訳ではありませんが、さっと熱湯をくぐらせてから冷凍することをお勧めします。使うときは凍ったまま刻むなどして調理します。
◆行者にんにくの醤油漬け
北海道では一般的な保存方法で、丸ごと、又は適当な長さに切ったものをさっと熱湯にくぐらせ、すぐに冷水にとってよく水気をふき取り、蓋つきの密封できるビンなどに入れて完全にギョウジャニンニクが浸るように醤油を注ぎ、密封して保存します。1年程は持ちますが、漬け込み時間によって味が少しずつ変わってきます。
●行者ニンニクの調理のポイントや美味しい食べ方
◆豚肉と合わせることで匂わず疲労回復効果が
ギョウジャニンニクの強い匂い成分はと酵素反応と化学反応によって生成されます。この成分はビタミンB1と反応すると匂いが出ず、疲労回復効果の高い物質をつくり出すそうです。ビタミンB1と言えば豚肉に多く含まれる栄養素なので、豚肉などと組み合わせた料理にすることで匂いが穏やかで疲労回復効果が見込めると言うことになります。
◆凍らせると匂わない
ギョウジャニンニクは凍らせると臭いの成分である含硫アミノ酸が働きません。なので餃子などに使う場合は一度凍らせてからみじん切りなどにして他の食材と混ぜることで匂いを抑えることができます。
◆醤油漬けにしておく
ギョウジャニンニクの保存方法でも紹介しましたが、醤油漬けにしておくことで、食べたいときに食べたい量を取り出して刻むなどして料理に使うことができます。
●行者ニンニクの主な料理
◆行者にんにくの醤油漬け
醤油漬けは、そのまま酒のつまみにもなります。また、刻んでご飯に乗せて食べても美味しいです。
◆炒め物
豚肉と組み合わせた炒め物がお勧めです。また、にんにくの代わりにギョウジャニンニクを使ったパスタもいいかもしれません。
◆揚げ物
天ぷらは旬を感じさせてくれる一品になります。
◆おひたしや和え物
おひたしや和え物にする場合は、さっとゆで冷水にとり、水気をよく絞ってあえます。写真は酢味噌和え。キュッキュッとした食感があり酢味噌ともよく合います。
◆匂いが気にならなければ生食も
ギョウジャニンニクは島ラッキョウなどのように生のまま味噌を付けるなどして食べることが出来ます。根もとからかじるような感じですが、食べている間、口の中に強烈な匂いが発生します。お好きな方はどうぞ。
◆行者ニンニクを使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトの行者ニンニクを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
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