●カレイの概要や生態
◆カレイとは
分類:魚類 > 条鰭綱 > カレイ目 > カレイ科(BISMaLより)
学名:Pleuronectidae Rafinesque, 1815
和名:カレイ科
英名:Righteye flounder、flatfish
カレイはカレイ目カレイ科の魚を指す総称で、ムシガレイ亜科、オヒョウ亜科、アカガレイ亜科、そしてカレイ亜科など日本近海では4つの亜科と、さらにその中に20~30の属に分けられた数十種が確認されている。また、カレイ科以外でもヒラメ科のテンジクガレイのように和名に”カレイ”とつけられているものもいる。
カレイには種類が多く、日本近海だけでもメイタガレイ、アカカレイ、石ガレイ、ババガレイ(ナメタガレイ)、ヤナギムシガレイ(ササガレイ)など40種以上もあります。また、北海道から九州まで広く分布しているため、地方によって呼び名も味も旬もいろいろあります。
「一般に左ヒラメ、右カレイ」と言われるように、ヌマガレイなど、一部を除いてカレイは写真のように右側に目がそろっています。
●生まれたときは普通の魚と同じ
ヒラメやカレイは孵化後10日目ぐらいまでは普通の魚と同じように目は頭の左右にひとつずつあり、背びれを上にして泳いでいます。ところが体長10ミリ前後に成長すると眼の移動が始まり、30日目頃で左眼は背ビレの直前、頭部の正中線上へ移動します。両目が定着すると目のある側に色素が集まり褐色に変化し、40日目には移動が完了し、親と同じように白い裏側を下にし,海底生活を行う形になるそうです。不思議ですね・・・
●カレイの主な産地と旬
●カレイの主な産地と漁獲量ランキング
カレイは全国的に漁獲があります。右のデータは政府がまとめた平成29年の全国のカレイ類漁獲量をまとめたものです。
最も漁獲量が多いのは宮城県で次いで青森県、北海道となっています。
一時は原発事故の影響もあり、山陰から北海道にかけての日本海側で多く獲られていましたが、今では太平洋側が盛り返しています。
漁獲量はわずかですが、ブランドカレイとしては大分県の日出で獲れる「城下カレイ」は美味で有名ですね。
●カレイが美味しい旬の時期
さまざまな種類があり、また全国的に漁獲があり、旬は種類、地方によってさまざまです。下記の旬のカレンダーを参考にしてください。
旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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メイタカレイ | ||||||||||||
マコガレイ | ||||||||||||
イシガレイ | ||||||||||||
ヤナギムシガレイ (ササガレイ) |
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ババカレイ | ||||||||||||
アカカレイ | ||||||||||||
アサバガレイ | ||||||||||||
マガレイ | ||||||||||||
クロガレイ | ||||||||||||
クロガシラガレイ | ||||||||||||
マツカワガレイ | ||||||||||||
ホシガレイ |
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