テンジクガレイ/天竺鰈:生態や特徴と産地と旬
●テンジクガレイ/天竺鰈とは
◆テンジクガレイとは
分類:カレイ目カレイ亜目ヒラメ科ガンゾウビラメ属
学名:Pseudorhombus arsius (Hamilton, 1822)
英語:Largetooth flounder
テンジクガレイはカレイ目ヒラメ科ガンゾウビラメ属の一種で、西太平洋沿岸から東シナ海、南シナ海、インド洋、オーストラリア沿岸まで幅広く分布しています。
日本では相模湾から南の太平洋沿岸各地の水深30m以浅の比較的浅い場所や内湾の砂泥底に生息し、小魚や甲殻類、多毛類などの小動物を捕食しています。
テンジクガレイというカレイの名前が付いていますが、左ヒラメに右カレイというように、この魚は左側に目が寄っているヒラメの仲間です。
◆テンジクガレイ/天竺鰈の特徴
テンジクガレイは成魚で30㎝前後と、ヒラメで言えばソゲと呼ばれるサイズにしかなりません。
しかし、顔つきはやはりカレイというよりヒラメらしく、目は左側に並び、鋭い歯が付いた大きな口をしています。
目が付いている方の体側には、側線上に縁取られたような黒い斑紋が離れて二つあり、それ以外の部分には一面にムシガレイと同じような斑紋が沢山付いています。
●テンジクガレイ/天竺鰈の主な産地と旬
◆主な産地
テンジクガレイは暖かい海域に生息する魚で、宮崎県や鹿児島県などの九州沿岸や沖縄県などが主な産地となりますが、まとまった量になりにくく、産地で消費され、都市部の市場に出回る事はあまりありません。
◆テンジクガレイの旬
テンジクガレイは浅場に生息していることもあり、数は多くはありませんが通年漁獲されているようです。
旬の時期は産地によっても違うとは思いますが、三重漁連のホームページでは秋から冬となっています。
旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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テンジクガレイ |