大和まな/大和真菜/赤まな:特徴や旬と主な産地

大和まな

●大和まなとは

大和まな大和まな◆大和の伝統野菜

大和まなは、アブラナ科の野菜で、畑菜(ハタケナ)などと同じく漬け菜(ツケナ)と呼ばれる物の一種です。

漬け菜というのは、古くから漬物に使われてきたことからそう呼ばれるようになったもので、コマツナやシロナなど結球しないアブラナ科の葉物野菜の総称となっています。

この大和マナはそうした漬け菜の中でも古い品種で、かつては、アブラナとして採油目的として栽培されていたものが、漬け菜として利用されるようになったそうです。そうして奈良では古くから栽培され、親しまれてきた野菜ということで、2005(平成17)年に「大和の伝統野菜」として認定されています。

大和マナは、収穫した後すぐに葉が黄色く変色してしまいやすいという欠点があるため、これまで産地での自家消費にとどまっていました。この地方では霜が降りる冬に甘味が増した大和まなを油揚げと共に煮浸しにした「菜っ葉とおあげの炊いたん」が古くから家庭料理として親しまれてきました。

現在いくつかの品種が栽培され、赤まなと呼ばれる茎葉に赤みが入っているものもあります。

◆改良されたF1品種の大和まなも登場

大和まながもつ収穫後の黄変などの欠点を克服するため、奈良県ではナント種苗と奈良先端技術大学院大学、及び奈良女子大学とが共同研究を行い、2009(平成21)年に改良品種を2タイプ開発されました。1つはこれまでどおり秋から冬にかけて栽培し、収穫後の黄変を改善した「冬なら菜」、そして春から夏にかけても栽培できる「夏なら菜」で、共に2010(平成22)年に品種登録の出願、翌2011(平成23)年に品種登録されています。

◆大和まなの特徴

大和まなにはいくつかの系統があるようです。いずれも、葉は大根の葉とよく似た形状で楕円形の葉先と葉柄にギザギザのヒレ状の葉が付いています。葉の色は緑色ですが、シロナなどに比べると濃く、コマツナほどは濃くない感じです。根は成長すると小さなカブ状に膨らみます。

寒い季節で、霜にあたると甘味が増すとされ、味は青臭み等がなく、独特の風味があり、ほんのりと甘みがあって美味しいです。中には少しピリッと辛味があるものもあります。

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大和まな大和まな

◆大和赤まなの特徴

大和赤まなも葉の形状は他の大和まなと同じですが、葉や柄の部分に紫からピンクの色が付いているタイプのものです。根の部分はやはりカブ状に膨らんでいます。

大和赤まなの画像一覧 →

大和赤まな大和赤まな

◆大和まなの栄養価

大和まなの栄養成分量の詳細は手元に資料がなく不明ですが、βカロテンを沢山含む緑黄色野菜であることは間違いないでしょう。小松菜や大根葉に含まれる栄養成分量が参考になりそうです。

●大和まなの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

大和まなは古くから奈良県で作られてきた「大和の伝統野菜」の一つで、大和高田市をはじめ、宇陀市や五條市、奈良市などで作られています。「大和の伝統野菜」として扱われた事や、収穫後の黄変が改善され、出荷しやすい品種が出てきたことなどもあり、現在生産量は増えつつあるようです。

◆大和まなの収穫時期と旬

大和まなには「夏なら菜」など春から夏に栽培できる品種も出てきてはいますが、やはり最も盛んに栽培されているのは秋から冬です。また、味的にも甘味が増して美味しくなるのは霜がおりる寒い季節で、旬は12月から2月中旬頃となります。

旬のカレンダー
品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
大和まな                        

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