つくね芋/山の芋/ヤマトイモ(大和いも):特徴や産地と旬

つくね芋/山の芋/ヤマトイモ(大和芋)/伊勢芋

●ツクネイモ/ヤマトイモ(大和いも)/伊勢芋とは

●ヤマノイモ科ヤマノイモ属 

つくね芋/山の芋/ヤマトイモ(大和芋)/伊勢芋

一般に山芋と呼ばれるものには、大きく分けてヤマノイモ、ジネンジョ、ダイジョの3つの種類に分かれます。また、 ヤマノイモはさらに、よくスーパーで見かける長いナガイモ群、関東で大和芋として売られていることもあるイチョウのような形のイチョウイモ(銀杏いも)群、塊状のヤマトイモ群の3つに分けられます。
ここでは、その塊状の大和芋についてみてみます。

●丹波いもと伊勢いも芋、加賀丸いも

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上の写真のものが ヤマトイモ(大和いも)と呼ばれているツクネイモですが、市場には「山の芋」と記されて流通している事も多いようです。ややこしいですね。よく知られている丹波いもは黒っぽく、表面の凹凸が少なく、伊勢いもは白く、表面の凹凸が多いようです。このゲンコツ形が伊勢いもの特徴で、奈良や三重の特産となっています。関西でツクネイモと言えば凡そこういったゲンコツ型の物を指しています。また、石川県では大正時代に三重県の伊勢いもを持ち帰り栽培し始めたのが始まりと言われている「加賀の丸いも」が有名で、名前の通り球形に近い丸い形をしています。

いずれも、表面の肌を見るとうろこ状になってるのが分かります。

●ツクネイモの主な産地と旬

●主な産地

伊勢いもはその名前が示すとおり、三重県が主な産地で、奈良県などでも作られています。また、丹波いもは丹波地方を中心に作られています。その他、滋賀県や「加賀の丸いも」の産地である石川県をはじめ北海道から本州各地で作られています。九州でも「ツクネイモ」として作られているものがありますが、ヤマトイモとは別の「ダイジョ」が多いようです。

●ヤマトイモの旬は

秋の10月頃から収穫が始まりますが、貯蔵性がよく、翌年の春まで持ちます。

旬のカレンダー
品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ヤマトイモ
(ツクネイモ)
                       

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