大葉(オオバ)/青紫蘇(アオジソ):特徴や産地と旬

大葉/オオバ/青紫蘇/アオジソ

●大葉(オオバ)/青紫蘇(アオジソ)とは

◆シソ科シソ属

大葉/オオバ/青紫蘇/アオジソ

大葉という名称は市場に流通する際の商品名で、正式には青紫蘇(あおじそ)と言います。

青紫蘇も赤紫蘇も、一度種を蒔けば、翌年以降もこぼれた種から毎年芽が出て、雑草のごとく畑に広がるという事もあり、葉はわざわざ一般の市場に出回るようなものでもなかったようです。現在のような形で市場に出回るようになったのは1961年頃からだそうで、それまで料亭などに向け、季節のつまものを生産出荷していた静岡県の組合が大阪の市場に出荷し始めたのが始まりだそうで、その時に、穂紫蘇などと区別するために葉の部分という事で「大葉」という名称にしたのが今では一般的な通称となってしまったとの事です。

◆大葉(オオバ)の特徴

大葉は清々しい香りが身上で、日本の代表的なハーブと言えます。この香り成分による防腐・殺菌作用を活かし刺身のツマをはじめ、様々な料理に風味をプラスするような使われ方をしています。

この大葉と一見同じものに見える「エゴマ」の葉がありますが、この二つは同じシソ科で、シソはエゴマの変種とされています。

●大葉/青じそ主な産地と旬

◆主な産地と生産量

主な産地は愛知県で、赤紫蘇も含めた紫蘇全体の生産量を見ると、全国の約4割を占めています。中でも豊橋市が最も多く、次いで豊川市となっています。大葉だけで見ると豊橋市が全国の50%以上を占めていると言われています。

その他の地域では静岡県、大分県などが続きます。

◆大葉(オオバ)の収穫時期と旬

大葉は主な産地では温室栽培が行われ、通年安定して出荷されているので、いつでも新鮮なものがスーパーでも手に入り、旬が分かりにくい野菜の一つです。しかし露地物は初夏から夏にかけて、そう、梅干しを漬けこむ時期に需要が限られる赤紫蘇と同じ時期が本来の旬になります。

旬のカレンダー
品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
大葉(オオバ)                        

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