ルバーブ/食用大黄/ショクヨウダイオウ/しょくようだいおう

ルバーブ(ショクヨウダイオウ)

●ルバーブ(ショクヨウダイオウ)とは

◆タデ科ダイオウ属 (英)Rhubarb (仏)Rhubarbe

ルバーブ/食用大黄/ショクヨウダイオウ/しょくようだいおう

ルバーブはシベリア南部が原産とされる多年草で標準和名は「ショクヨウダイオウ(食用大黄)」です。漢方の薬用植物で知られる「ダイオウ(大黄)」の一種ですが、漢方ではこのダイオウの根の部分を乾燥させ、粉末にしたものが用いられます。

根から直接太い葉柄が伸び、その先に長楕円で大きな葉が広がります。初夏から夏にかけて地上に花茎を長く伸ばし、花穂に無数の小さな花を咲かせます。食用にされるのは葉柄の部分で、葉は食べません。柄の部分をジャムやシロップ煮などにして食べます。

日本には明治時代に欧米人が多く避暑などに訪れていた長野県に持ち込まれて広まったと言われていますが、まだまだ広く一般に浸透している程ではありません。ヨーロッパやアメリカなどでは比較的身近な食材として親しまれています。

◆ルバーブ(ショクヨウダイオウ)の特徴

ルバーブには品種改良されたものなども含めいくつかの品種があります。大きく分けると柄の部分が赤いタイプと緑のタイプがあります。いずれも強い酸味が持ち味となっています。香りはあまり強くないのですが、人によって好みが分かれる事が多いようです。人によっては泥臭く感じ、また、人によってはアンズのような・・・?と感じる事もあるようです。

●ルバーブ(ショクヨウダイオウ)の主な産地と旬

◆ルバーブは寒冷地の植物

ルバーブはシベリアが原産と言われるだけに寒冷地に向いた植物です。国内では高冷地がある長野県と、最北の北海道が主な産地となっています。

◆ルバーブ(ショクヨウダイオウ)の収穫時期と旬

ルバーブは葉柄の部分を収穫するのですが、長野県では4月下旬頃から10月上旬頃までがその時期になります。ただし、その間常に同じ状態のものが採れる訳ではなく、春の初めに伸びている柄は太く肉質も柔らかい上に酸味が強く良いものですが、収穫量はあまり多くはありません。次に梅雨前位に収穫されますが、徐々に柄が細くなってきます。夏になると柄が細くそして硬くなり、収穫はされません。そして涼しくなった秋にもう一度収穫されますが酸味が少ないものが多いようです。

北海道では5月頃から9月頃にかけて収穫されますが、やはり美味しい旬の時期は6月いっぱいくらいとなります。

品種 5月 6月 7月 8月 9月 10月
長野県産                        
北海道産                        

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