アロエベラ:特徴と主な産地や旬の時期

アロエベラ

●アロエベラとは

◆キダチアロエとアロエベラ

アロエは北アフリカからアラビア半島あたりが原産と言われている多肉植物で、国内では大きく分けて観葉植物として知られるキダチアロエと食用にされるアロエベラとがあります。

キダチアロエは茎が伸び、枝分かれしながら成長するのに対し、アロエベラは茎がほとんど伸びず、根元から葉が次々と広がっていきます。アロエベラが食用に適しているのはその葉に十分な厚みがあり、中の葉肉が充実しているからです。

いずれも古くから生薬としての効能が知られ、日本でもやけどをしたらアロエを塗ると良いというのは聞いたことがあるのではないでしょうか。

◆アロエベラの特徴

アロエベラの葉は厚みがあり、食用にはこの葉の透明なゼリー状の葉肉を用います。

葉の表面の緑色の部分には強い苦味がありますが、葉肉はクセや強い味はなく、ツルッとした食感が持ち味となります。この緑の部分の苦味はアロインという成分などによるもので、切ってしばらくすると緑の表皮の断面から黄色い液状のものがにじみ出てきます。この中に含まれている成分で、薬効が強く、薬事法で医薬品扱いとなっているので、加工食品としては緑の表皮部分を取り除かなければなりません。

アロエエキスやジュースにする場合は葉の薬効が大きいので、一緒に使われる事が多いです。

ここでは食材としての葉肉を中心に解説していきます。

●アロエベラの主な産地と旬

アロエベラ

◆主な産地と生産量

葉に水分をしっかりと蓄えられる多肉植物で、乾燥した環境にも強く世界中の温暖な気候の地域で栽培されています。

アロエベラは国内でも各地で栽培されていますが、低温に弱いため関東以南で主に栽培されており、愛知県産が多く市場には出回っているようです。

◆アロエベラの収穫時期と旬

アロエベラは本来乾燥した温暖な気候を好み、冬の間は休眠してしまいます。その為、十分に成長し、活き活きとした葉を収穫できるのは夏から秋にかけてとなります。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
アロエベラ                        

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