ソルダムの来歴や特徴と産地と旬
■ソルダムの来歴や特徴
●ソルダムの来歴
アメリカで育成された日本スモモ
ソルダムは1907(明治40)年にアメリカから導入された品種とされていますが、もともとの品種名や経緯などはよくわかりません。
導入されてから100年以上立った現在も大石早生に次いで2番目に広く栽培されている品種で、「ソルダム」を交配親として「サマーエンジェル」「サマービュート」「サンルージュ」「ハニーハート」など沢山の品種が生まれています。
また、「ソルダム」の枝変わりから選抜育成された晩成種の「レイトソルダム」や「秋ソルダム」などもあります。
●ソルダムの特徴
ソルダムの果実は果重は80~100g程度で、果皮の色は緑色の部分が多い状態で出回っていることが多いです。表皮の色は緑でも、中の果肉は赤いのが特徴で、完熟すると果皮、果肉ともに濃い鮮紅色になります。
果肉は緻密で果汁を多く含み、完熟すると糖度が高い。また酸味も適度にあって食味良好な品種です。
■ソルダムの主な産地と収穫時期
●ソルダムの主な産地
ソルダムは全国で広く栽培されていますが、主な産地は山梨県です。農林水産省がまとめた2018年産のソルダムの栽培面積を見ると山梨県では156.6haで栽培され全国の43%を占めています。次いで和歌山県、山形県、埼玉県と続きます。
●ソルダムの収穫時期と旬
ソルダムは全国で広く栽培されており、産地をリレーすることで流通する期間が長くなっています。また、ハウス栽培もおこなわれ、早い時期から出回ります。
市場に多く出回る旬の時期は露地物で見ると7月上旬ごろから8月中旬頃となります。
ソルダム | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | ||||||||
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ハウス物 | ||||||||||||
露地物 |
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