マハタやキジハタ、アカハタなどマハタの仲間の栄養価と効用
マハタやキジハタ、アカハタなどマハタの仲間に含まれる主な有効成分とその効用や、カロリーをはじめビタミン類などの栄養成分量を七訂日本食品標準成分表と共に紹介します。
●含まれる主な有効成分とその働き
◆良質なタンパク源となる魚
マハタ属の魚は脂質が少ない白身魚でタンパク質を100g中19.38g含んでおり、風味にクセもなく小さなお子様からお年寄りまで食べやすいヘルシーな魚と言えます。
◆豊富なアミノ酸
マハタの仲間には、旨み成分とも言えるグルタミン酸をはじめ、アスパラギン酸やアラニン、ロイシン、リジンなどのアミノ酸がたくさん含まれています。
●食品標準成分表でみる栄養成分量
七訂日本食品標準成分表には記載がないため、アメリカ農務省が公表しているナショナル栄養データベースから生のマハタ属混合種の中に含まれる栄養成分量を紹介します。
◆生のマハタ属の可食部100gあたりの成分
マハタ属の魚数種の混合で、生の可食部100g当たりに含まれる成分量となっています。
エネルギー | 水分 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 飽和脂肪酸 | 不飽和脂肪酸 | コレステロール | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
92 kcal |
79.22 g |
19.38 g |
1.02 g |
0 g |
1.17 g |
0.233 g |
0.523 g |
37 mg |
0 g |
ビタミン | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
レチノール | D | E | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | B12 | 葉酸 | パントテン酸 | C |
43 μg |
μg |
mg |
0.07 mg |
0.005 mg |
0.313 mg |
0.300 mg |
0.60 μg |
9 μg |
0.75 mg |
0 mg |
無機質 | |||||
---|---|---|---|---|---|
ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 |
53mg | 483mg | 27mg | 31mg | 162mg | 0.89mg |
米国農務省 ナショナル栄養データベース28より |
●生のマハタ属の魚 100gあたりに含まれるアミノ酸
マハタやキジハタ、アカハタなどのマハタ属の魚には様々なアミノ酸も豊富に含まれています。下の表はアメリカ農務省が公表しているナショナル栄養データベースに掲載されているもので、マハタ属の魚数種の混合で、生の可食部100g当たりに含まれるアミノ酸の含有量となっています。
アミノ酸(mg/100g中) | |||||
---|---|---|---|---|---|
イソロイシン | 893 | チロシン | 654 | アラニン | 1172 |
ロイシン | 1575 | スレオニン | 849 | アスパラギン酸 | 1984 |
リジン | 1779 | トリプトファン | 217 | グルタミン酸 | 2892 |
メチオニン | 574 | バリン | 998 | グリシン | 930 |
シスチン | 208 | ヒスチジン | 570 | プロリン | 685 |
フェニルアラニン | 756 | アルギニン | 1159 | セリン | 791 |
米国農務省 ナショナル栄養データベース28より |