王林/おうりん<リンゴの品種

おうりん(王林)

■王林(おうりん)とは?

●「ゴールデン・デリシャス」と「印度」の交配品種

 「王林」は福島県伊達郡の大槻只之助氏によって生み出された品種で、「ゴールデン・デリシャス」と「印度」の交配品種とされています。

王林/おうりん

 1952年に命名されましたが、品種登録はされず今では「ふじ」「つがる」に次いで多く作られ、青りんごの代表的な品種となっています。

 「きおう」や「トキ」はこの「王林」を親として生まれた品種です。

●王林の特徴

王林/おうりん

 「王林」の果実は250~300g位で、果皮は黄緑色の地色に日光を浴びていたであろう部分におっすらと赤みが見られます。果点はやや大きめで全体に蜜にありよく目立ちます。

 果肉はやや硬く緻密で多汁です。強い甘さの割りに酸味が弱く、特徴のある香りがあります。

 一般市場には比較的綺麗な物が多く出回りますが、実際にはサビが出来やすく、B級品として安く地元などで消費されています。

王林/おうりん

■王林(おうりん)の主な産地と食べ頃の旬

●王林の主な産地と生産量

王林の全国の栽培面積 王林の全国の収穫量

 「王林」は「ふじ」、「つがる」に次いでポピュラーなリンゴです。2019(令和元)年産特産果樹生産動態等調査によると、全国の栽培面積は2595haとなっており、その約83%を青森県が占めています。その他には山形県、長野県、岩手県、秋田県がそれぞれ約4%となっています。収穫量では全国で50,700トンとなっています。

 平成23年産の栽培面積を見ると、全国で3122.1haで、収穫量は51,100トンとなっていました。

●王林の収穫時期と食べ頃の旬の時期

 王林は10月中旬頃から、青森では11月初旬頃に収穫が始まる収穫が始まる晩生品種ですが、貯蔵性が非常に優れており、春先4月頃まで出荷されています。食べ頃の旬の時期は11月中旬頃から翌年2月頃までが旬となります。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
王林                        

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