新雪(しんせつ)梨の特徴や旬と主な産地
■新雪梨(しんせつなし)とは?
●「晩三吉」×「今村秋」の交配種
新雪(しんせつ)は1949年に新潟県で発表された赤梨品種です。「晩三吉」と「今村秋」の交配からうまれた、かなり大きくなる大玉の冬梨です。
王秋梨の交配親にもなっています。
●新雪梨(しんせつなし)の特徴
一つで1kg近くの物が多く、大きいものだと2Kgほどにもなる梨です。収穫後、追熟させてから出荷され常温で一月くらい日持ちします。写真は鳥取いなば農協から出荷された物。
果実は果柄側より果頂側(お尻の方)がすぼまった感じで上半分の方がボリュームがあります。店頭にはお尻側を上にして並べられている事が多い。
果皮は典型的な赤梨の黄褐色でやや厚く、大きめの果点が全体に沢山あります。
果肉はやや粗めですが、みずみずしく、しゃきしゃきとした歯ざわりがあり、追熟されたものは酸味はほとんど感じず、甘みも強くはなくあっさりとした食味です。
貯蔵性が非常に高く、2月頃まで美味しいものが出回ります。家庭でも涼しいところに置いておけば一ヶ月近くはもちます。
■新雪梨(しんせつなし)の主な産地と食べ頃の旬の時期
●全国の新雪梨(しんせつなし)の生産量ランキング
新雪梨(しんせつなし)は全国でもあまり多くは生産されていない希少性のある梨の1つです。農林水産省の平成27年産特産果樹生産動態等調査では、最も多く作られているのは鳥取県で、それでも1.6haしか栽培面積はありません。その他群馬県1.5ha、京都府1.2haとなっています。
●新雪梨(しんせつなし)の収穫時期
新雪梨(しんせつなし)の収穫は愛宕梨(あたごなし)とほぼ同じ11月の中旬頃から始まり12月中旬頃までとなっていますが、収穫してすぐは酸味が強く、追塾させてから出荷され市場に出回るのは12月上旬頃からとなります。
また、非常に貯蔵性が高く、翌年の春まで美味しい状態のものが出回り続けます。食べ頃の旬の時期は12月中旬からよく年の2月くらいまでとなります。
旬のカレンダー | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | ||||||||
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新雪梨(しんせつなし) |
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