西野白桃(にしのはくとう):来歴や特徴と産地や旬の時期
●西野白桃とは
◆山梨県南アルプス市西野地区で作られている品種
西野白桃は桃の産地として知られる山梨県南アルプス市の中でも西野地区でしか作られていないとされる希少な品種です。
この桃は人工授粉が必要だったり、実が付いても落果しやすく、また綺麗に赤く色付きにくいなど栽培に手間がかかり難しい品種と言われています。しかし、熟した西野白桃の果実は糖度が高くジューシーで非常に品質が優れたものになることから、市場では高値で取引され、高級桃として扱われています。
また、その美味しさをそのままに何とか栽培しやすい品種をということなどからこの西野白桃をベースに「あきぞら」などの新品種が生み出され、また西野白桃の自然交雑実生を育成し「まなつ」や「夏の陽」、「ゆめかおり」といった品種も生まれています。
◆西野白桃の特徴と食べた食味
外見的には他の白桃類と見分けることができません。
切ってみると果肉にも部分的に外側付近に赤みが差しています。
実際に食べてみると果肉は柔らかめで下の上で滑らかにほぐれ、果汁が口に広がる感じ。実際の糖度がどれくらいあるのかは計っていませんが、この品種が14度になると言われているのは間違いなさそうです。とても甘く美味しい桃でした。
●西野白桃の主な産地と旬
◆主な産地と生産量
西野白桃は先にも述べた通り、山梨県南アルプス市の中でも西野地区でしか作られていません。
栽培の難しさなどから、生産者の数は減り、生産量も限られています。
◆西野白桃の収穫時期と旬
西野白桃の収穫時期は7月下旬頃から8月上旬頃までの短い期間で、旬もその時期になります。
品種 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | ||||||||
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西野白桃 |
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