タイガーメロン:来歴や特徴と産地や旬
●タイガーメロンとは
◆タイガーメロンの来歴
タイガーメロンは種苗会社の株式会社タカヤマシードがマクワウリの一種と西洋メロンを交配し育成した品種で、種はF1ではなく固定種となっています。
これとよく似ている物に、滋賀県で古くから栽培されている「虎まくわ」と呼ばれている物があります。こちらは薄い緑にスイカのような濃い緑の縦縞が入ったものです。
◆タイガーメロンの特徴
タイガーメロンは短楕円形のものから円錐のように下方がやや膨らんだ形の物が多く、果重は350g前後になります。
果実表面は黄色の地に十条前後の濃緑色の縦縞が入るのが特徴です。
中の果肉は淡い黄緑から乳白色で、糖度や香りはニューメロンに似て肉質がよく歯切れもいいとされています。
このタイガーメロンは追熟しないタイプなので、収穫や購入する際には完熟している物を選ぶ必要があるので注意してください。
◆実際に食べてみたタイガーメロンの食味
撮影試食したタイガーメロンはしっかりと熟した状態のもので、ほんのりとメロンの甘い香りがあり、果肉はとてもジューシーでソフトな甘さがあります。
今日、とにかく甘い果物が珍重されがちですが、このさっぱりとした甘さは、これはこれで違った美味しさが感じられます。
計ってみた糖度は13度を超えていたので、甘さ的には十分ではないでしょか。
●タイガーメロンの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
タイガーメロンの種子は一般に販売されており、どこでも入手し栽培することが可能です。
本種を商業ベースで栽培出荷している大きな産地は見当たりません。ただ、各地で個々の農園が栽培し、近隣の農産物直売所などで販売されていることが多いと思います。
◆タイガーメロンの収穫時期と旬
販売されている種子の袋に、栽培サイクルが記載されており、それによると
暖地:2月初旬~3月下旬に種をまき、5月中旬から7月に収穫。
中間地:2月中旬から4月中旬に種をまき、6月初旬頃から8月初旬頃まで収穫。
寒冷地:3月中旬から4月下旬に種をまき、6月下旬から8月末頃まで収穫。
となっています。
おおむね収穫盛期は6月から8月上旬となります。
品種 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | ||||||||
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タイガーメロン |
< 出 典 >
※ 「タイガーメロン」 株式会社タカヤマシードホームページ