紀の川柿/紀ノ川柿/きのかわがき<柿の品種
■紀の川柿とは?
●平核無柿を樹に鳴らしたまま渋抜きをしたもの
紀の川柿は、品種の名前ではなく平核無柿を木に成ったまま脱渋する方法で栽培したものです。
樹に成ったまま完熟させるので、一般的な平核無柿と比べて表皮の色が濃く、果肉は西村早生柿のように黒くなり、糖度が上がってとても甘くなっています。同じ平核無柿とはいえ、見た目や味は別物として扱うに値する柿です。
渋抜きは、平核無柿がまだ青いうちに、固形アルコールを入れたビニール袋を果実一つ一つに被せ、20~22時間、ほぼ丸一日経つと渋が抜けます。その後、袋の底を切って開け、十分に熟して色付くまでそのままビニールのカサを被せたままにしておきます。
このように栽培にはとても手間がかかる事や、産地が限定され生産量がとても少ないと言う希少性もあって一般的な平核無柿と比べ高値で取引されています。
●紀の川柿の特徴
果実の大きさや形は一般的な平核無柿と同じですが、表皮の色は樹につけたままの完熟させているのでずっと赤みが濃い色をしています。
果肉は西村早生を思わせる黒いゴマが入り、黒砂糖のような感じになっています。完熟しているとはいえ、その食感は平核無柿そのもので、しっかりとした歯ざわりがあり、平均糖度は16~18度とも言われるようにとても甘く仕上がっています。
■紀の川柿の主な産地と旬
●主な産地と生産量
紀の川柿は和歌山県北部の紀ノ川流域で生産される特産品となっています。
●紀の川柿の収穫時期と旬
紀の川柿は一般的な平核無柿よりも完熟させる分収穫は遅くなり、主な収穫・出荷時期は10月下旬頃から始まり11月中旬頃までとなります。
旬のカレンダー | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||
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紀の川柿 |
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