ジョナゴールド<リンゴの品種
■ジョナゴールドとは?
●アメリカ生まれの「ゴールデン」と「紅玉」の交配種
ジョナゴールドは米国ニューヨーク州農業試験場で「ゴールデンデリシャス」と「紅玉」の交配で生まれた品種で、日本には1970年に秋田県果樹試験場に導入されました。これと同じ組み合わせによって生まれたリンゴは他にも「あかぎ」と「つがる」があります。
日本では「ふじ」や「つがる」、「王林」に次いで4番目に多く作られ、身近なりんごの品種として人気があります。
●ジョナゴールドの特徴や味
ジョナゴールドの平均果重は300g前後で、美しい淡いピンクがかった色の美しい外観をしています。果肉は硬く、緻密でシャキシャキしています。果汁も多く、甘さと酸味のバランスもいいです。
紅玉ゆずりの肉質なので、サラダをはじめ、軽く煮る程度なら料理や菓子にも十分使えます。紅玉よりは酸味が弱いです。
ただ、早い時期に出荷されたものは酸味が強い物が多い傾向にあり、また、長期貯蔵されているものには水分が抜けた感じのスカスカの物が混じっていたりする事があります。
■ジョナゴールドの主な産地と食べ頃の旬
●ジョナゴールドの主な産地
ジョナゴールドは主に青森県で生産されています。政府がまとめた平成26年産の収穫量で見ると、ジョナゴールドは全国で56,600トンで、りんご全体の約7%をしめふじ、つがる、王林に続き4番目に多く作られています。そのうち青森県が全国の約81%を占めています。次いで岩手県、そして福島県や長野県となっています。
●ジョナゴールドの収穫時期と食べ頃の旬
ジョナゴールドの収穫期は10月上旬頃からで約1カ月間ほどです。貯蔵されたものがその後も春まで出回りますが、食べ頃の旬の時期は、やはり収穫されて間もない10月下旬頃から12月頃までとなります。
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