アボカド(アヴォカド)の選び方と保存方法
■美味しいアボカドの選び方
●よく熟したものを使いましょう
アボカドは、青いうちに収穫され、追熟させて美味しくなる果実なので、生のまま食べる時は丁度良い具合に熟した状態に熟させる必要があります。
青くて硬いものは、生で食べるととても美味しくない料理になってしまいます。ただ、加熱調理する場合は敢えてこういう固いものを使う事もあります。
●選ぶポイント
いつ使うのかで選ぶポイントは違います。すぐに使うのであればよく熟している物を選ばなければなりません。ふっくらとしていて、皮の色が黒っぽくくなっているもの、触った時にカチカチではなく少し柔らかい弾力があるもの、そして、へたの部分が少し乾いたような感じで、浮いてきている物を選びます。押した時にグニャっとへこむものは熟しすぎなので避けてください。でも、次から次にお店の物をへこまさないでくださいね。
■アボカドの保存方法
●未熟なアボカドは追熟させる
買ってきたアボカドがまだカチカチだったり、皮の色がグリーンの場合は追熟させます。その時の温度は20度がベストです。アボカドは温度が5度以下の場所においておくと低温障害を起こして駄目になってしまいます。また27度を超えるような熱い場所でも傷んでしまいます。
早く熟させたい場合はバナナやリンゴ、メロンなどエチレンガスを発生させる果実と一緒に袋に入れておくと熟成が進みます。
●食べ頃に熟したアボカドは冷蔵庫へ
丁度良い具合に熟してきた物はビニールやポリの袋に入れて冷蔵庫に入れておきます。それでも2、3日中には食べるようにしてください。冷蔵庫に入れた状態で数日たつと、低温障害をおこし中の果肉が黒くなってきます。
切って使いかけの物は空気に触れたところから色が変わるので、出来れば種つきの半分の状態でレモン汁をかけ、ラップでぴったりと包んで冷蔵庫に入れておきましょう。
●アボカドの冷凍保存
よく熟した物は半分に割り、種と皮を剥いた状態にし、レモン汁をからめてからピッチリとラップで包んで冷凍します。解凍は自然解凍してください。
または、果肉だけのじょうたいにし、レモン汁をからめてからジップロックなど密封できる袋に入れ、手で軽く潰してから空気を抜いて冷凍します。解凍はやはり自然解凍で、ディップやソース、ポテトサラダなどに使います。