貴陽/きよう/キヨウ<スモモの品種
■貴陽(きよう)とは?
●山梨県で「太陽」から生まれた大玉のスモモ
貴陽(きよう)は 山梨県中巨摩郡の高石鷹雄氏が1977年(昭和52年)に「太陽」の花粉親不明の交雑実生から選抜した品種で1996年(平成8年)に品種登録されました。
大玉で栽培にも細心の注意と手間がかかり、しかも味の良さから高級スモモとして扱われています。
自家結実性は無く、栽培するには受粉樹として他の品種を一緒に植える必要があります。
●貴陽(きよう)の特徴
貴陽(きよう)の果実は綺麗な球形で、特徴はその大きさです。平均的に200g前後の大玉になり、大きいものだと300g前後にもあります。果皮は全体に濃い紅色に色付き、果粉がしっかりと付いています。果肉の色は淡黄色で、食べた時の食感は粗密で柔らかく、とてもジューシーで、酸味は柔らかく甘味が強く感じられます。香りはあまり感じられません。
種は果肉からはがれやすく、果実を半割りに切ると写真のように綺麗に種がはがれてくれます。食べる時はこうして半分に切り、更にその半分にクシ状に切ってから皮を剥く様にすると食べやすいです。
●世界一重いスモモとしてギネスに認定
平成24年7月24日、世界一重いスモモとして山梨・南アルプス産「貴陽」がギネスブックに認定されました。その一個の重さは323.79gとなっています。一般的な桃でもやや大きめの16玉サイズほどもあります。
●貴陽(きよう)の収穫時期と旬
成熟期は育成地において7月下旬から8月にかけてとなっています。
旬のカレンダー | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
貴陽(きよう) |
Twitter