シルバーベルの旬や特徴と産地
■シルバーベルとは
●山形県で生まれた、ラ・フランスの自然交雑種
シルバーベルは1957年に山形県園芸試験場でラ・フランスの自然交雑実生から選抜育成された品種です。所謂ラ・フランスの妹のような西洋梨です。
育成者の鈴木寅雄氏の「鈴」をとりシルバーペルと名づけられました。
●シルバーベルの特徴
シルバーベルはラフランスに比べると大きく、やや長細い形をしていて、ラ・フランスより、バートレットなどに近い形をしています。大きさは平均で350gから450gほどもあり、大玉になると800gにもなります。
果肉は緻密でジューシーで、ラ・フランスと同じような柔らかい西洋梨特有の食感が楽しめます。
シルバーベルの味は、強い甘さと共に程よい酸味が加わり、全体的に芳醇で濃厚な味わいを感じます。ラ・フランスと比べると、酸味が強くなった感じです。とは言っても、それ以上に甘さが強いのですっぱいわけではありません。
■シルバーベルの産地と旬の時期
●シルバーベルの主な産地と生産量
シルバーベルは秋田県の特産として知られていますが、H22年産のシルバーベルの生産量を見ると、山形県が最も多く、全国の65%を占めています。次いで秋田県、岩手県となっています。
●シルバーベルの収穫時期と食べ頃の旬
シルバーベルは晩生種の西洋梨で、早いもので10月下旬頃から収穫が始まり。11月に最盛期を迎えます。追熟を経て出荷が始まるのは11月下旬頃からで、12月初旬から1月下旬に食べ頃の旬の時期を迎えます。そして、貯蔵性も高く、2月頃まで出回ります。
旬のカレンダー | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | ||||||||
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