メープルレッド：来歴や特徴と産地や旬

●メープルレッドとは

メープルレッドは山形県で作られている西洋梨の一つで、来歴の詳細は分かりませんが、レッドバートレットの交雑種のようです。

西洋梨と言えば黄色や黄緑の物が多いですが、この品種はその名が示すように、果皮の色がメープルレッドとも言われる小豆色に色付き、追熟させると明るい赤色に変色する珍しい西洋梨です。

メープルレッドの果実は３００～４００ｇ程で、下部がふっくらとし、果梗の付け根が小さくなる典型的な西洋梨の形をしています。特徴的なのは果皮の色で、黄緑色の地色から熟すと小豆色に色付き、追熟させ、食べ頃になった時にはさらに赤く艶っぽくなります。

日光に当たっていなかった部分なのか、個体によっては半分着色していないものなどもあります。

果肉は酸味が少なく甘さが強いのが特徴とされています。

今回入手したものは４３０ｇ前後のものでした。

適度に熟したメープルレッドは皮はやや厚く感じましたが果肉はとてもジューシーで、甘みに対して酸味も程ほどほどに感じられとても美味しいものでした。ただ、舌に感じる滑らかさという点ではラ・フランスなどに比べ少しざらつき感がありました。

メープルレッドは山形県でつくられています。まだまだ生産量が少なく、希少品種ですが、見た目の印象や食味の良さから今後増えてくると思われます。

メープルレッドの収穫時期は１０月上旬頃から始まり下旬にかけてで、食べ頃の旬は１０月中旬から１１月上旬頃までとなります。

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