ゼネラル レクラーク来歴や特徴と産地と旬
■ゼネラル レクラークとは
●「ドゥワィアンヌ・ドゥ・コミス」の血を引く高級西洋梨
ゼネラル レクラークは1950年にフランスのパリ郊外で発見された品種で、「ドゥワィアンヌ・ドゥ・コミス」の自然交雑実生と推察されています。
日本には1977年(昭和52年)に青森県畑作園芸試験場(現在の県産業技術センターりんご研究所 県南果樹部)によって、フランスから直接苗木が取り寄せられ導入されました。
●ゼネラル レクラークの特徴
果実の表面は黄緑色の地にサビが多く混じり、熟すとツヤ消しの黄色から金色になってきます。大きさは400~600gぐらいありかなりの大玉です。
果肉は非常に果汁が多く、緻密で熟すととろけるような食感で、芳醇な香りと甘み酸味のバランスが取れた濃厚な味わいが楽しめます。
■ゼネラル レクラークの産地と旬の時期
●ゼネラル レクラークの主な産地と栽培面積
ゼネラル レクラークの全国の栽培面積は平成30年産特産果樹生産動態等調査によると48haで、これは西洋梨全体でみると4番目に多く作られていることになりますが約4%にすぎません。
主な産地は初めの導入地である青森県で全国の7割近くを占めています。
次いで北海道、山形県、岩手県と続いています。この品種は東北から北海道だけが産地となっています。
●ゼネラル レクラークの収穫時期と食べ頃の旬
ゼネラル レクラークの収穫は9月下旬~10月上旬にかけて行われます。収穫は果実がまだ硬いうちに行われ、その後予冷・追熟させて出荷されますが、青森県では20日間ほど15~20℃の温度で追熟させられた後出荷されているようです。
市場に出回り始めるのは10月上旬頃からですが、食べ頃の旬は10月下旬頃から12月あたりまでとなります。
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