桃水/とうすい:来歴や特徴と産地や旬

桃水/とうすい<白桃

●桃水/とうすいとは

◆川中島白桃の交雑実生

桃水/とうすい<白桃

桃水は山形県の種苗業者、株式会社イシドウを経営する石堂悟氏によって「川中島白桃」の実生より選抜育成された高糖度になる極晩生種の桃で、品種登録はされず、桃水という名称は登録商標となっています。

◆桃水/とうすいの特徴

桃水/とうすい<白桃

桃水は300g前後のやや大きめの桃で、やや偏円形をしています。

果皮の色は袋掛けしないで日光に当てた状態だとあまり着色せず、袋掛けすることで淡い紅色に色付くようです。

果肉は白く、種の周りは紅が差し、肉質は緻密で硬い。ただ、糖度が23度にまで上がり、酸味がほとんどないので強烈な甘さを感じるのが特徴。

◆実際に食べてみた桃水/とうすいの食味

桃水/とうすい<白桃

今回入手したものは福島県産で菱沼農園で購入したものです。

届いたその日に食べたものは、果肉がカリカリするほど硬く、酸味は確かに少なかったが甘みもそれほど強くは感じられなかった。

その後6日ほどおいてから食べると、果肉は柔らかくなり、缶詰の黄桃と似たような食感で、甘みも十分に感じられた。種の周りの赤く色付いている辺りは酸味があり、その外側の白い果肉にはほとんど酸味なく甘さが強く感じられました。

●桃水/とうすいの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

桃水/とうすい<白桃

桃水は統計資料がなく、どれくらい栽培されているのかは不明ですが、福島県や山形県、岡山県など、桃の産地で極わずかに栽培されている程度と思われ、希少な品種となっています。

◆桃水/とうすいの収穫時期と旬

桃水は育成地の山形県で9月下旬から10月上旬頃に収穫される、極晩生の桃で、市場にはその短い期間だけ出回ります。

旬のカレンダー

品種 8月 9月 10月 11月
桃水/とうすい                        

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