白美人：山梨県産の白い桃

■白美人とは？

●山梨県で作られる袋掛け栽培の白い桃

　JAふえふき八代に問い合わせたところ、「白美人」というのは品種名ではなく、山梨県で作られている袋掛け栽培により果実全体がきれいな真っ白の桃の登録商標（商品名）とのことで、もとになる品種は生産者さんによって異なるそうです。

　果肉の感じから、白桃系ではあると思いますが、どういった品種を使っているのかなどは栽培時期や生産者さんによって異なるとのことです。上と下の写真は5月中旬に仕入れた山梨県JAふえふき八代の「白美人」等級”一桃匠（特秀）”です。

　そして次のものは京都伊勢丹にて、２個１，０００円程で販売されていたものです。果実は結構大玉で種周りの果肉の色が大きく違っているのが分かります。

●白美人の特徴

　次の写真は9月中旬に京都伊勢丹にて、２個１，０００円程で販売されていたものです。

　大きさは４００ｇを超えるやや大玉で、表面は全体に淡いクリーム色をしており、香りは強くはありませんが甘く良い香りが出ています。

　皮は手では剥けず、ナイフを使って剥きました。果肉は皮よりも少し白く、緻密で締りがありますが、白桃にしては柔らかくジューシーで、とても甘く美味しい桃でした。おそらく川中島白桃を袋掛けしたものではないかと思われます（私の私見です）。

　そして5月中旬に仕入れたハウス物”一桃匠（特秀）”は、果肉は繊維感が少なく滑らかで、この時期に出回るハウス物としては十分な甘さがありました。種まわりの色づきや香りから日川白鳳辺りではないかと思います（私の私見です）。

■白美人の主な産地と旬

●主な産地と生産量

　「白美人」は山梨県で作られている袋掛け桃です。

●白美人の収穫時期と旬

　「白美人」として出荷される桃の収穫時期はハウス物で5月中旬ごろから、露地物は7月下旬～8月頃までとなっています。

白美人	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
ハウス物
露地物

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