ホームランメロン＜メロンの品種
■ホームランメロンとは？
●熊本県で生まれた白肉ノーねっと系メロン
ホームランメロンは果皮は白色で果肉は硬いが日持ちがする「白肉ハネデュー」と、ベト病・ウドンコ病に強く、果肉が厚くて軟かい「緑肉ハネデュー」の交配により熊本で生まれたとされる白肉のノーネット系メロンです。品種の登録は１９７８年に小林種苗によって出願され、「ホームランスター」という名称で１９８１年に登録され、１９９６年に期間満了で育成権は消滅しています。
現在でも小林種苗から「ホームランスター」として種が販売されていますが、果実の流通は「ホームランメロン」という品名で扱われています。
●ホームランメロンの特徴
ホームランメロンは比較的小玉で、栽培環境にもよりますが１玉１ｋｇから１．４ｋｇほどで、一般的なハネデューメロンより小さく、片手で持てる大きさです。表面は比較的つるっとしており、乳白色からクリーム色をしています。
香りはあまり強くなく、果肉は若いうちはシャキシャキとした歯触りですが、熟すと蜂蜜のような色合いになってきて、とても柔らかく口の中で溶ける感じになります。糖度が１５度前後とされていますが、酸味が弱く、口の中ではとても甘く感じられます。
比較的日持ちがするメロンです。
●ホームランメロンの主な産地
ホームランメロンは熊本県で生まれてと言うこともあり、現在でも主要産地は熊本県となっています。とはいうものの、栽培は全国各地で行われ、長崎県や愛知県、三重県など各地から出荷もされています。
Twitter