橙(ダイダイ/だいだい):特徴や産地と旬
●橙(ダイダイ)とは
◆香酸柑橘の1種 (英)Bitter orange
橙(だいだい)はミカン科ミカン属の香酸柑橘で、インド、ヒマラヤが原産とされています。西洋圏では「ビターオレンジ」と呼ばれています。
通常は食用よりも、縁起物としてお正月の飾り使われています。
橙(だいだい)は面白い果実で、実が何年も木に付いたまま落ちないそうです。それも、冬には橙色に色付くのですが、暖かくなるとまた青くなり、次の冬にはまた橙に色付くという風にいつまでも繰り返すそうです。そのことから、「回青橙(かいせいとう)」とも呼ばれています。
また、上記のようにひとつの木に何代もの実が一緒になっている事が多く、これを長寿の家族に見立てて縁起物とされるようになり、お正月の飾りなどに使われるようになったようです。
◆橙(だいだい)の特徴
形は球形に近く、色づくと色の名称にもなっている「橙色」になります。表皮は厚く、手でむくのは困難で、種も多く中の果肉部分の歩留まりが悪いです。
果肉及び果汁はほんのり甘味があるものの、酸味が強く、また苦みも含んでいるので、そのまま生で食べるのには適していません。
●橙(ダイダイ)の主な産地と旬
◆主な産地と生産量
ダイダイの主な産地は静岡県、和歌山県などで、政府がまとめた平成25年産の収穫量で見ると静岡県と和歌山県の両県合わせると413.3トンとなり、全国の半分を超える量となっています。
◆橙の収穫時期と旬
収穫は10月下旬ごろから始まりますが、最も需要があるのは正月飾り用なので、それが作られる12月が最盛期となります。ただ、果汁が甘くなるのは1月から2月の時期です。
旬のカレンダー | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | ||||||||||
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橙 |
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