ノバ・オレンジ/ノバ・マンダリン:特徴や主な産地と旬
■ノバ・オレンジとは?
●アメリカ生まれのマンダリン
ノバ・オレンジと呼ばれているものは1960年代にアメリカで「クレメンタイン・マンダリン」と「オーランドタンジェロ」との交配によって生まれたマンダリンの一種とされ、ポンカンなどと同じ仲間に当たります。アメリカでは『Nova
mandarin(ノバ・マンダリン)』と呼ばれています。近年ではオーストラリアで大規模に栽培されているようです。
●ノバ・オレンジの特徴
果実の形は温州みかんに近い、やや扁平な球形で、表皮はやや硬く、艶があり、赤みを帯びた濃い橙色をしています。 中の果肉はとてもジューシーで、オレンジのような食感で、ジョウノウ膜は薄く、そのまま果肉と共に食べてもあまり気になりません。ただし、種があるので注意してください。
香りはとても良く、甘味酸味とも穏やかで、さっぱりとした味わいの物が多いように感じられます。
なお、皮は薄い割りに結構硬いので剥きにくいですが、ジョウノウ膜との分離はしやすく、手で剥く事はできます。ただ、温州みかんのようにはいかず、小さく細切れにはなってしまいます。
■ノバ・オレンジの主な産地と旬
●主な産地と生産量
政府がまとめた平成23年産の統計では宮崎県の15トンのみとなっています。宮崎ではかつて盛んに栽培された時期があるようですが、近年は栽培面積、出荷量共に減少しています。また、現在佐賀県や長崎県、愛知県などでも作られています。平成23年は右の佐賀県産のものを良く見かけました。
●ノバ・オレンジの収穫時期と旬
収穫時期は12月中旬から1月中旬あたりまでとなっています。旬も同じ時期になります。
旬のカレンダー | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | ||||||||
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ノバ・オレンジ |
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