●キーツ種マンゴー
近頃スーパーでもよく見かけるようになったグリーンマンゴー。品種はキーツ種で、熟しても外皮の色が緑のままで、外見はまだ未熟を思わせますが、これはもう食べ頃。
形はアップルマンゴーとよく似ていますが、外皮は緑色で果肉は黄色からオレンジ色をしており、繊維質が少なく滑らかな舌触りです。
●沖縄でも栽培されてきた品種です
国内の主な産地は沖縄県で、栽培されているキーツマンゴーは500gから1kgほどもある大きなものが多いようです。収穫は8月半ばから9月上旬頃までに行われ、市場には9月いっぱい位まで出回ります。
十分に追熟したキーツマンゴーはねっとりと口の中で溶け、糖度が20度前後にもなると言われています。
●輸入物も
キーツマンゴーはグリーンマンゴーという名称などでアメリオ、カリフォルニアなどから輸入もされています。
輸入物の味はアップルマンゴーほど甘み酸味が強くなく、まろやかな味わいで、繊維質も少なく、口の中で優しく崩れます。
●キーツ種でも赤くなるものも
オーストラリアではキーツ種を表皮が赤く色付いた状態で「マチルバマンゴー」とい名称で輸出しています。
■キーツ種/グリーンマンゴーの切り方
●マンゴーを皮を剥かずに花切りする。
マンゴーには幅が広い面と少し薄い面がある。
この幅が薄い面に包丁を入れる。
真ん中に薄い種があるので、それを避け、少し真ん中から外側にずらしてまっすぐ包丁を入れる。
これで片面切り取ったところ。もう片側も同じように切り、真ん中の薄い種が含まれているところを残すようにする。
花切りにする時は、まず縦に平行に等間隔で切り込みを入れる。この時、皮まで切ってしまわないように気を付けよう。あまり切れ味の鋭くない包丁を使うと失敗しにくいかも。
今度は横に同じ等間隔で平行に切り込みを入れる。
これで果肉に格子状の切り込みが入れられた。
両手で端を持ち、裏側から真ん中あたりを突き上げるように押す。
すると写真のように果肉が花のように開いた状態になります。