蟠桃/バントウ/Plattpfirsiche/平桃:特徴や産地と旬

蟠桃/バントウ/Plattpfirsiche/平桃

■蟠桃(バントウ)とは?

●果実が円盤状の品種を指す総称

蟠桃/バントウ/Plattpfirsiche/平桃

蟠桃(バントウ)は中国が原産とされる桃の品種で、日本で一般的な比較的丸い桃とは違い、平たい形をしているのが大きな特徴で、それらにはいくつもの品種があり、「蟠桃(バントウ)」はそれらの総称として使われています。

この「蟠桃(バントウ)」という呼び名は別名「座禅桃(ザゼンモモ)」とも呼ばれ、中国では古くから不老不死の「仙果」として扱われてきたと言われています。あの孫悟空と猪八戒が食べた不老不死の桃、それがこの蟠桃と伝えられています。

「蟠」という漢字の意味は日本語では”蟠る(わだかまる)”と言い、不平や不満で心がすっきりしない状態として使われる事が多いですが、その他にも、”かがんでうずくまる様子”や、”リング状に巻いている様子”といった意味もあるとされています。扁平な形で上も下も中心部分がくぼんでいる蟠桃はドーナツのようでもあり、後者の意味から付けられたものと思われます。

写真の物はオランダにてスペイン産の物が沢山出回っていたものを撮影しました。ヨーロッパでは比較的沢山出回っているようで、8個入りで1.49ユーロ(200円程)でした。ところが日本では生産量が非常に少ない事もあり、”幻の桃”などというふれこみで非常に高価な桃となっています。

蟠桃/バントウ/Plattpfirsiche/平桃

●蟠桃(バントウ)の特徴

最大の特徴は、平たく真ん中がくぼんだ円盤状の形です。そして、その形状から、中心部の種はとても小さく、可食部の割合が多いです。

蟠桃/バントウ/Plattpfirsiche/平桃

品種はいくつもあり、果肉が白い白桃系のものと、黄桃系のものもあり、国内で作られているものは種の周りが赤い白桃系の物が多いようです。

いずれも皮は手で簡単に剥けます。

今回撮影し食べてみたものはスペイン産の物ですが、非常に甘い香りが強く、触った感じでは比較的しっかりとしていますが、口に含むととてもジューシーで甘く、果肉は緻密でとても良い舌触りが感じられました。

■蟠桃(バントウ)の主な産地と旬

●主な産地と生産量

日本では福島県や和歌山県などで僅かに生産されているようです。「楊貴妃」という名称でも出回っているのを見かけます。平成23年産までの政府の統計データには計上されていないので生産量は不明です。

写真はスペイン産の物で、Plattpfirsiche(平桃)という商品名で売られていました。

その他、もちろん原産国の中国でも沢山作られているようです。

●蟠桃(バントウ)の収穫時期と旬

国内で作られている品種は晩生の物が多いようで、収穫時期は地域にも寄りますが、早いところでは7月下旬頃から始まり8月下旬にかけてとなっています。

旬のカレンダー

品種 6月 7月 8月 9月
蟠桃(バントウ)                        

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