晩白柚(ばんぺいゆ):選び方と保存方法や美味しい食べ方
■晩白柚(ばんぺいゆ)の選び方と保存方法
●美味しいバンペイユを選ぶポイント
晩白柚(ばんぺいゆ)は表面が滑らかで、明るい色の物を選びます。手に持った時にずっしりと重みを感じるものの方が果肉が大きく、ジュースがたっぷり含まれているものです。表面の粒粒(油胞)が大きくブツブツしたものは避けましょう。
●保存方法
バンペイユは非常に日持ちが良い果物です。新聞紙などにくるんで冷暗所においておけば40日位は大丈夫です。また、そのままでも1~2週間は美味しく食べられるので、ダイニングテーブルや目に付くところに飾っておけば食べるまでの間香りも楽しむ事が出来ます。
逆に、暖かいところで作る果物なので、あまり低い温度に長期間おくと低温障害を起こしやすくなります。
■食べ方
●晩白柚(ばんぺいゆ)の切り方
皮にナイフを入れますが、地球で言えば赤道に当たる部分又は、縦半分になる感じで、刃先が1センチ程度入るように入れていきます。一回り切込みを入れたら、今度はそれと直角に同じように一周ナイフを入れ、切り込みが重なる部分に指を差込み、皮を剥ぎ取るように皮をむきます。
果肉部分は夏みかんのように、ジョウノウを剥き、果肉だけにして食べます。
●果肉
綺麗に房の形のまま剥ければ、そのまま皿に盛り付けるだけでデザートとして素敵な演出になります。果肉がしっかりしているので、ほぐしてサラダや料理などに使う事も可能ですが、何よりもこの大きさと、このまま口に放り込む醍醐味を味わっていただくほうがいいのではないかと思います。
●晩白柚(ばんぺいゆ)の皮の食べ方
表面の黄色い部分を含めて厚さ8ミリ位になるように白い綿の部分を切り取って、それを幅5ミリの棒状に切り、シロップでグラッセにし、ピールチョコを作るととても美味しいです。残った白い綿も、シロップで煮て砂糖漬けにすると綺麗な黄色い色が付き、美味しいです。どちらも、シロップで煮る前に何度も茹でこぼして苦味を抜く必要があります。
●皮の用途
他の柑橘類と同じように、黄色い皮を風呂に浮かべると非常にすがすがしい香りの湯になります。
●飾りにも
晩白柚は通常買ってから2~3週間は持ちます。その間、ずっととてもいい香りを発散し続けてくれます。食べるまでの間、玄関や食卓に飾っておくといいでしょう。初めて目にする人はその大きさに驚き、話のねたになる事請け合いです。